コーポレート・ガバナンス体制
コーポレート・ガバナンス体制図

機関設計の形態
当社は、監査役会設置会社を選択しており、取締役会による監督と監査役による適法性・妥当性監査の二重のチェック体制を構築しています。取締役会は経営の最高意思決定機関としての機能を担うとともに、コーポレート・ガバナンス体制を構成する各機関と有機的に連携することで、経営の透明性・公正性・迅速性の維持・向上を図り、その実効性を確保しています。
コーポレート・ガバナンス体制の変遷
2014年 | 6月 | 社外取締役1名を選任 |
2015年 | 6月 | 社外取締役を2名に増員 |
2015年 | 10月 | 「森永乳業グループ コーポレートガバナンス・ ガイドライン」の制定 |
2016年 | 1月 | 取締役会実効性評価を開始 |
2016年 | 2月 | 監査役スタッフの設置 |
2016年 | 6月 | CSR委員会(現サステナビリティ委員会)の設置, 取締役の任期を1年に短縮 |
2017年 | 12月 | 相談役制度の廃止 |
2018年 | 6月 | 社内取締役を対象に譲渡制限付株式報酬の導入, 本部制の導入 |
2018年 | 11月 | 人事報酬委員会の構成員の過半数を社外役員に |
2019年 | 6月 | 買収防衛策の廃止 |
2020年 | 4月 | 役員報酬制度の改定 |
2020年 | 6月 | 社外取締役を3名に増員 (取締役の1/3が独立社外取締役に) |
2021年 | 6月 | 人事報酬委員会の構成員の過半数を社外取締役に |
2022年 | 6月 | 社外取締役を4名に増員, 品質保証委員会の設置 |
2024年 | 6月 | 人事報酬委員会の委員長を社外取締役へ変更 |
①取締役会
取締役会の紹介についてはこちらのページをご覧ください。
②監査役会・監査役
当社の監査役は4名であり、常勤監査役2名と社外監査役2名から構成されています。なお、法令に定める監査役の員数を欠くことになる場合に備え、補欠監査役1名を選任しています。
監査役会は取締役会開催に先立ち毎月1回開催されるほか、必要に応じて随時開催され、監査方針・監査計画および監査方法等の決議、監査の状況等の報告、株主総会に提出する議案等に対する調査結果等の協議を行っています。
監査役監査の実効性確保のため、グループ全体からの報告体制を維持強化し、その報告者の保護、情報の管理を徹底するほか、監査役が重要な会議へ出席し、関係者からの説明を受ける体制を整えています。また、監査役の職務を補助する使用人を設置しています。
監査役は内部監査を担当する監査部より定期的に監査計画、監査状況および監査結果の説明・報告を受けるほか、随時情報交換を行い情報の共有化を図るとともに、監査の信頼性、妥当性の向上に向け一層の連携強化に努めています。
③経営会議
経営会議は取締役(社外取締役を除く)や本部長等、業務執行上の主要メンバーで構成しており、その権限に基づく重要な経営案件に関する業務執行の決定・協議・連絡機関と位置づけ、重要経営課題を迅速かつ確実に実行する体制としています。
④人事報酬委員会
人事報酬委員会は、指名委員会および報酬委員会に相当する任意の委員会であり、役員の選解任および報酬の決定に対する透明性と客観性を高めるため、次の事項について取締役会からの諮問を受け検討を行い、取締役会に答申しています。
- -取締役及び監査役の選任・再任および解任に関する事項
- -社外役員の独立性判断基準に関する事項
- -代表取締役および役付取締役の選定および解職に関する事項
- -代表取締役社長の後継者育成計画の策定および改廃、ならびに直近および将来の計画における候補者の選抜・育成等、計画の運用に関する事項
- -取締役の担当に関する事項
- -取締役および監査役ならびに執行役員の報酬に関する事項
- -取締役および監査役の退任後の待遇に関する事項
- -その他取締役会から諮問を受けた事項
また、手続の透明性と客観性を高めるとともに、経営の監督機能強化の観点から、委員長を社外取締役とし、委員の過半数を社外取締役が占める構成としております。
⑤内部統制委員会
内部統制委員会は、当社グループ全体の内部統制システムの構築と実効性の維持・向上を図っています。
詳しくはこちらをご参照ください。
⑥サステナビリティ委員会
サステナビリティ委員会は、当社グループのサステナビリティ活動に対する基本方針の策定、具体的取組み、課題解決等についての討議、および各種取組みを推進しています。
詳しくはこちらをご参照ください。
⑦品質保証委員会
品質保証委員会は、品質保証にかかわる全社的な基本方針、重要施策について審議・決定しています。代表取締役社長を委員長として、年2回開催する品質保証委員会では、品質重要課題の戦略的な解決、品質方針・基準、運用確認について審議しており、品質保証委員会での議論は、取締役会に報告されます。また、「森永乳業グループ 品質ポリシー」に基づき、各フードサプライチェーンにおける品質ルールを規定しています。この品質ルールに基づく品質管理を組織的に実行することで、取り扱うすべての商品の安全と品質を確保に努めています。