中期経営計画(2020年3⽉期〜2022年3⽉期)

森永乳業グループは、2020年3月期から2022年3月期の3年間の中期経営計画に取り組んでいます。
この中期経営計画策定に先立ち、10年先、2029年3月期を見据えた「森永乳業グループ10年ビジョン」を制定し、「『食のおいしさ・楽しさ』と『健康・栄養』を両立した企業へ」「世界で独自の存在感を発揮できるグローバル企業へ」「サステナブルな社会の実現に貢献し続ける企業へ」を当社グループのありたい姿と定め、「営業利益率7%以上」「ROE10%以上」「海外売上高比率15%以上」を2029年3月期の数値目標に設定しています。
この考えのもと、2022年3月期までの3年間を確固たる事業基盤づくりの期間と位置付け、「4本の事業の柱横断取り組み強化による持続的成長」「経営理念実現に向けたESGを重視した経営の実践」「企業活動の根幹を支える経営基盤の更なる強化」の3つを基本方針に定め、売上高6,300億円、営業利益300億円の数値目標にも取り組んでまいります。

森永乳業グループ10年ビジョン

  1. Vision 1 「⾷のおいしさ・楽しさ」と「健康・栄養」を両⽴した企業へ
  2. Vision 2 世界で独⾃の存在感を発揮できるグローバル企業へ
  3. Vision 3 サステナブルな社会の実現に貢献し続ける企業へ

10年後(2029年3⽉期)数値⽬標

営業利益率
3.8% 7%以上
ROE
8.6% 10%以上
海外売上⾼⽐率
5.0% 15%以上

新・中期経営計画基本方針

主要経営指標

(単位:億円)

19/3期 22/3期
(計画)
19/3差
増減額
19/3差
増減率
売上高 5,836 6,300 +464 +8.0%
営業利益 223 300 +77 +34.3%
親会社株主に帰属する
当期純利益
140 192 +52 +37.0%
売上⾼
営業利益率
3.8% 4.8%
ROE
(当期純利益/⾃⼰資本)
8.6% 9.3%
海外売上⾼
⽐率
5.0% 7.1%
配当⾦(円) 55円 配当性向
20%⽬安

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事業分野別売上⾼・営業利益

(単位:億円)

売上⾼ 19/3期 22/3期
(計画)
19/3差
増減額
19/3差
増減率
BtoC事業 3,038 3,330 +292 +9.6%
ウェルネス事業 560 610 +50 +8.9%
BtoB事業 969 1,010 +41 +4.2%
海外事業 289 450 +161 +55.5%
その他・消去 979 900 △79 △8.1%
合計 5,836 6,300 +464 +8.0%
営業利益 19/3期 22/3期
(計画)
19/3差
増減額
19/3差
増減率
BtoC事業 104 152 +48 +46.4%
ウェルネス事業 32 42 +10 +30.8%
BtoB事業 58 71 +13 +21.5%
海外事業 16 35 +19 +124.1%
その他・消去 13 0 △13 --.-%
合計 223 300 +77 +34.3%

表は横にスクロールしてご覧いただけます。

基本方針 Ⅰ 4本の事業の柱横断取り組み強化による持続的成長

4本の事業の柱(BtoC事業、ウェルネス事業、BtoB事業、海外事業)の横断的な取り組みを強化し、持続的な成長を目指していきます。
そのために、以下4つの最重点テーマを設けました。

基幹ブランドの更なる強化

お客さまの支持を最も受け、当社にとってもキャッシュの源泉になっている8つの基幹ブランドの価値最大化を目指します。
8ブランドの売上高について、3年で18%の拡大を計画しています。

森永乳業グループの基盤を⽀える8ブランドの価値最⼤化

基幹8ブランド売上⾼計画
マウントレーニア
乳代替原料を含む、ラインナップ強化によるブランド露出最⼤化
その他カップ飲料等を含む提案⼒活⽤の売場作り
ビヒダスヨーグルト
ビフィズス菌」による差別化。その他機能性ヨーグルトシリーズを含む⾯の拡⼤
森永アロエヨーグルト
アロエステロールの機能による機能性表⽰⾷品発売を起点
独⾃の特⻑訴求によるフルーツヨーグルト市場での絶対的優位の確⽴
パルテノ
カテゴリーNo.1ブランドとして、プレーンタイプを基軸とした新たな需要を創出
パルム
新たな機能価値を提案し、アイスバーNo.1ブランドとして国⺠的アイスに育成
ピノ
健康価値を加え、シニアを含めた幅広いユーザー開拓と販路拡⼤
モウ
安定剤、乳化剤不使⽤をベースに、素材と製法へのこだわりの徹底訴求
フレッシュモッツァレラ
100gタイプと⼀⼝タイプで料理レシピ提案による拡⼤。5割増への挑戦

ビフィズス菌・独⾃シーズの展開加速

ビフィズス菌やラクトフェリンなどの独自シーズの展開を加速していきます。なかでも、ビフィズス菌の差別化戦略に特に注力します。
また、森永北陸乳業福井工場にて新たな菌体設備の投資を行います。3年間で19/3期比1.5倍の利益獲得と、将来的には4倍もの供給体制構築を目指します。

「ビフィズス菌=森永乳業」差別化戦略の徹底、利益150%へ

※19/3期⽐較

BtoC

ウェルネス

BtoB

海外

「森永北陸乳業・設備投資」
将来計画:菌体供給能⼒4倍

海外事業の育成

10年間で海外売上高比率を19/3期比3倍の15%まで高めていきます。目標に向けて、事業の拡大、組織体制の強化に力を入れていきます。

10年⽬標:売上⾼構成⽐3倍へ
事業の中核として⾼い成⻑継続、強固な基盤確⽴

海外事業成⻑戦略
  • 世界4極の販売拠点確⽴

    • EU、北⽶、中国、東南アジアを拠点としたBtoBビジネスの拡⼤
  • ビフィズス菌、ラクトフェリンの拡⼤

    • ラクトフェリン世界シェアNo.1、⻑期的な収益源へ成⻑
      菌体事業(ビフィズス菌)の展開強化、菌体事業のメジャープレイヤーへ
  • ミライ社事業の更なる成⻑

  • 育児⽤ミルク拡⼤

    • Morinaga Brand 世界シェアトップ10返り咲き

次世代ヘルスケア事業の基盤構築

より長期的な目線に立ち、「食と健康」という期待に応えられるような、健康に貢献する商品の提供に引き続き取り組みます。
デジタル・ECなどの新たなチャネル展開も強化します。

乳で培った技術を活かし、健康に貢献する商品提供
健康寿命の延伸に貢献

  • 健康課題に応える商品開発、適切に提供できる事業形態を創造
  • 健康寿命の延伸、Well Beingに貢献する次世代ヘルスケア事業の基盤づくり
  • 全世代に届ける栄養補助⾷品の開発とデジタル、ECチャネル構築
次世代ヘルスケア事業ロードマップ

基本方針 Ⅱ 経営理念実現に向けたESGを重視した経営の実践

「経営理念実現に向けたESGを重視した経営の実践」では、自社の商品・サービス、活動を通じて社会課題を解決し、社会とともに持続的に成長することを目指します。
以下7つの重要取組課題は、次の100年に向けて当社として取り組むべき課題です。課題の解決のため、全重要取組課題にKPIを設定し、達成を目指します。

7つの重要取組課題策定
全重要取組課題にKPIを設定し、達成を⽬指す

  • 健康・栄養 Health and Nutrition
  • ⼈権 Human Rights
  • 次世代育成 Nurturing the Next Generation
  • コーポレート・
    ガバナンス
    Corporate Governance
  • 環境 The Environment
  • 供給 Supply Chains
  • ⼈財育成 Human Resource Development
健康・栄養
「かがやく“笑顔”」を実現する機能性とおいしさを兼ね備えた商品を開発・販売し、健康・栄養をお届けします。
環境
省エネルギー、廃棄物削減に取り組みながら安全・安⼼な商品を製造し、サステナブルな社会づくりに貢献します。
⼈権
⼈権に配慮した事業活動を⾏い、多様性を尊重し、あらゆる⼈々が能⼒を充分に発揮できる環境をつくります。
供給
安全・安⼼を重視した原材料調達と製造を経て、⾼品質な商品を安定的にお届けします。
次世代育成
サステナブルな社会づくりに貢献する⼦どもたちの健やかな成⻑を応援します。
⼈財育成
「かがやく“笑顔”」を実現する⼈財の育成に⼒を⼊れていきます。
コーポレート・ガバナンス
持続的な成⻑と企業価値の向上の実現に向けて実効性の⾼いガバナンス体制の整備および充実に継続的に取り組みます。

基本方針 Ⅲ 企業活動の根幹を支える経営基盤の更なる強化

長期ビジョン、経営方針と連動した取り組みにより、6つの視点から経営基盤の更なる強化を進めます。

⻑期ビジョン、
経営⽅針と連動した取り組みによる経営基盤強化

  1. 1. コーポレートブランド Corporate Brand
    コーポレートコミュニケーションテーマ
    “⼼と⾝体の健康で⼈⽣に寄り添う”の実現
  2. 2. ⼈員・⼈財育成 Human Resource Development
    加速する労働⼈⼝減少への対応
    グループ管理コントロールレベルの向上
  3. 3. 設備投資 Capital Investment
    菌体⼯場の新設、ラクトフェリン⽣産能⼒増
    近畿・東京⼯場⽣産中⽌後の効率化、合理化投資
  4. 4. 研究開発 Research & Development
    重点分野研究開発の推進と最適資源配分、開発⼒強化
    外部環境変化対応の研究課題明確化
  5. 5. 資⾦・有利⼦負債 Capital, Interest-bearing debt
    将来の⼤型投資案件(設備投資、M&A)を⾒据えた
    資⾦余⼒の確保、資産売却、DER0.5以下
  6. 6. 資本政策 Capital Policy
    3年間で1,000億円の営業CF創出
    「成⻑投資」「財務安定性」の基盤を確保し、「株主還元」へ配分

株主還元

3年間で営業キャッシュフロー1,000億円を試算しています。
成長投資、有利子負債の返済にあてるとともに、配当性向20%を目安に株主還元を行います。

配当金

  • 配当性向20%を⽬安とした株主還元
  • 3年間で1,000億円の営業CF創出
    「成⻑投資」、「財務安定性」の基盤を確保し、「株主還元」へ配分
  • 1株当たり配当⾦(左軸:円)
  • 配当性向(右軸:%)
  • * 20/3期の配当性向は、連結⼦会社の信託受益権譲渡影響を控除した数値。影響を控除しない場合は15.2%

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