森永乳業グループは「サステナビリティ中長期計画2030」に基づき、2023年3月期は、サステナビリティ経営の実現を目指すスタートラインの年と位置付けており、事業成長とともに持続可能な社会の実現に向けて、当社グループ初となるグリーンボンド(第18回無担保社債)を2022年10月に発行しました。
当社グループはコーポレートスローガン「かがやく“笑顔”のために」のもと、「乳で培った技術を活かし、私たちならではの商品をお届けすることで、健康で幸せな生活に貢献し豊かな社会をつくる」ことを経営理念と定めています。経営理念の実現に向け策定した「森永乳業グループ10年ビジョン」では、「『食のおいしさ・楽しさ』と『健康・栄養』を両立した企業へ」「世界で独自の存在感を発揮できるグローバル企業へ」「サステナブルな社会の実現に貢献し続ける企業へ」を掲げ、「中期経営計画 2022-24」や「サステナビリティ中長期計画2030」など、各種戦略の指針としています。
「サステナビリティ中長期計画2030」では、「食と健康」、「資源と環境」、「人と社会」の3つのテーマを軸に、2030年度までの目標、KPIを定めて経営の根幹に据えるとともに、「中期経営計画 2022-24」と相互に連動させながら取り組みを進めています。
当該グリーンボンドの発行により調達する資金は、「資源と環境」のテーマにおける重要取組課題である「気候変動の緩和と適応」、「環境配慮と資源循環」、「持続可能な原材料の調達」への取り組みに充当します。この度のグリーンボンド発行により、事業成長とともに持続可能な社会の実現に向けた取り組みをより一層加速させていきます。
グリーンボンド:環境改善効果のあるプロジェクトに調達資金が充当される債券
社債の名称 | 森永乳業株式会社第18回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(グリーンボンド) |
発行年限 | 3年 |
発行額 | 50億円 |
発行日 | 2022年10月31日(月) |
利率 | 0.230% |
資金使途 |
①酪農・畜産におけるふん尿処理・バイオマス発電システム 「MO-ラグーンfor Dairy」の設備投資 ②グリーン電力証書購入 ③自社の事業活動で使用するアイスバンク(冷却水システム、冷凍機など)の エネルギー効率が平均30%以上改善する機器の導入・更新 ④フロンガスHCFC冷媒(R22等)利用の冷凍設備更新 ⑤水質保全に資する排水処理設備の能力増強投資 ⑥容器製造機器の導入(プラスチック容器の軽量化) ⑦包装に使用するFSC®認証※1紙の購入費用 |
取得格付 | A(シングルA)(株式会社格付投資情報センター) |
主幹事証券会社 | 野村證券株式会社、みずほ証券株式会社 |
ストラクチャリング・ エージェント※2 |
野村證券株式会社 |
※1 FSC®認証:森林管理協議会(Forest Stewardship Council)。社会的な利益に適い、経済も継続可能な、責任ある管理をされた森林からの木材やその製品に対する国際的な認証制度
※2 ストラクチャリング・エージェント:グリーンボンド・フレームワークの策定および第三者評価取得の助言等を通じて、グリーンボンドの発行支援を行う者のこと
当社は、グリーンボンドの発行にあたり、国際資本市場協会(ICMA)による「グリーンボンド原則2021」および環境省「グリーンボンドガイドライン2022年版」に定められている4つの要素(1.調達資金の使途、2.プロジェクトの評価と選定のプロセス、3.調達資金の管理、4.レポーティング)に関する方針を記載したグリーンボンド・フレームワークを策定しました。
上記「グリーンボンド原則2021」および「グリーンボンドガイドライン2022年版」への適合性に関し、第三者機関である株式会社格付投資情報センター(R&I)よりセカンド・パーティー・オピニオンを取得しております。
ICMA GBPカテゴリー | 充当金額(百万円) |
---|---|
再生可能エネルギー | 677 |
エネルギー効率 | 8 |
汚染防止および抑制 | 183 |
持続可能な水資源および廃水管理 | 90 |
サーキュラーエコノミーに対応した製品、 製造技術・プロセス、環境配慮製品に関する事業 |
1,955 |
合計 | 2,913 |
未充当金額 | 2,087 |
※ 未充当額については現金及び現金同等物にて管理し、2024年12月末までに充当を予定しています。
新規ファイナンス | 100% |
リファイナンス | 0% |
ICMA GBPカテゴリー | プロジェクトの概要 | インパクトレポーティング |
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再生可能エネルギー | 那須岳麓牧場「MO-ラグーンfor Dairy」への設備投資 |
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グリーン電力証書購入 | 購入量:6,000千kwh | |
汚染防止および抑制 | フロンガスHCFC冷媒の冷凍機5台の設備更新 |
|
持続可能な水資源および廃水管理 | 富士工場における排水処理設備の能力増強投資 |
|
サーキュラーエコノミーに対応した製品、製造技術・プロセス、環境配慮製品に関する事業 | 容器包装に使用するFSC®認証紙の購入 | 購入量:1,997t |
※1 稼働後に開示予定
当社グループはコーポレートスローガン「かがやく“笑顔”のために」のもと、「乳で培った技術を活かし、私たちならではの商品をお届けすることで、健康で幸せな生活に貢献し豊かな社会をつくる」ことを経営理念と定めています。経営理念の実現に向け策定した「森永乳業グループ10年ビジョン」では、「『食のおいしさ・楽しさ』と『健康・栄養』を両立した企業へ」「世界で独自の存在感を発揮できるグローバル企業へ」「サステナブルな社会の実現に貢献し続ける企業へ」を掲げ、「中期経営計画 2022-24」や「サステナビリティ中長期計画2030」など、各種戦略の指針としています。「サステナビリティ中長期計画2030」では、「食と健康」、「資源と環境」、「人と社会」の3つのテーマを軸に、2030年度までの目標、KPIを定めて経営の根幹に据えるとともに、「中期経営計画 2022-24」と相互に連動させながら取り組みを進めています。当該グリーンボンドの発行により調達する資金は、神戸工場製造棟増築に係る費用として活用いたします。省エネルギー性能の高い製造棟などを増築することで、温室効果ガス削減の取り組みを進め、アイスクリームやヨーグルトの環境に配慮した生産による持続的成長の実現と将来の製造能力拡大を図ります。この度のグリーンボンド発行により、事業成長とともに持続可能な社会の実現に向けた取り組みをより一層加速させていきます。
グリーンボンド:環境改善効果のあるプロジェクトに調達資金が充当される債券
社債の名称 | 森永乳業株式会社第19回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(グリーンボンド) |
発行年限 | 7年 |
発行額 | 100億円 |
利率 | 1.092% |
条件決定日 | 2024年5月30日 |
発行日 | 2024年6月5日 |
償還日 | 2031年6月5日 |
資金使途 | 神戸工場製造棟増築に係る費用 |
取得格付 | A(シングルA)(株式会社格付投資情報センター(R&I)) |
主幹事証券会社 | SMBC日興証券株式会社、みずほ証券株式会社、野村證券株式会社、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社、大和証券株式会社 |
ストラクチャリング・ エージェント※ |
SMBC日興証券株式会社 |
外部評価 | グリーンボンド・フレームワークの策定にあたり、R&Iより原則等に適合する旨のセカンドオピニオンを取得しております。 |
※ ストラクチャリング・エージェント:グリーンボンド・フレームワークの策定およびセカンドオピニオンの助言等を通じて、グリーンボンドの発行支援を行う者のこと
当社は、グリーンボンドの発行にあたり、国際資本市場協会(ICMA)による「グリーンボンド原則2021」および環境省「グリーンボンドガイドライン2022年版」に定められている4つの要素(1.調達資金の使途、2.プロジェクトの評価と選定のプロセス、3.調達資金の管理、4.レポーティング)に関する方針を記載したグリーンボンド・フレームワークを策定しました。
上記「グリーンボンド原則2021」および「グリーンボンドガイドライン2022年版」への適合性に関し、第三者機関である株式会社格付投資情報センター(R&I)よりセカンド・パーティー・オピニオンを取得しております。
ICMA GBPカテゴリー | 充当金額(百万円) |
---|---|
グリーンビルディング/エネルギー効率 | 10,000 |
合計 | 10,000 |
新規ファイナンス | 0% |
リファイナンス | 100% |
ICMA GBPカテゴリー | プロジェクトの概要 | インパクトレポーティング |
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グリーンビルディング/エネルギー効率 | 神戸工場製造棟増築(BEI(※1):0.52) |
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※1 BEI値とは、「Building Energy-efficiency Index」の略で、国が定めるエネルギー消費量の基準値を1とした際に、その建築物がどの程度エネルギー消費量を削減できているかを示す指標。BEI値が低いほど、その建築物のエネルギー効率が高く、BEI=0.52の場合、国が定めるエネルギー消費量に対し48%の省エネ性能を有する。
※2 稼働後に開示予定
当社グループのサステナビリティに関する取り組みは、サステナビリティニュースにて公開しております。