2024年07月11日 お知らせ

関西地方の定期健診受診率 34.8%、1位は兵庫県
2人に1人が大腸(おなか)の健康を意識している

<大腸(おなか)の健康に関する意識調査【関西地方版】> ~大阪府は「大腸(おなか)の不調がある」人が1位で、定期健診受診率が最下位~

 森永乳業は、2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)の“大阪ヘルスケアパビリオン”にて、「腸からつくるウェルビーイング」をテーマに出展参加します。このたび大阪・関西万博に先駆け、関西地方在住の人の健康管理や、大腸(おなか)に対する健康意識と健康対策を明らかにする「大腸(おなか)の健康に関する意識調査」を行いました。調査は全国の20~60代の男女(計6,983人)を対象として行っており、関西地方版では関西2府4県について比較した調査結果を公開いたします。
 調査結果からうかがえる傾向や取るべき対策については、京都府立医科大学 内藤裕二教授にコメントをいただきました。また、各府県の特徴については、県民性診断を行うディグラム・ラボの木原誠太郎所長に分析を依頼し、県民性の観点からコメントをいただきました。

調査結果サマリー【関西地方版】


<調査概要>

・調査主体 森永乳業株式会社
・調査方法 インターネットによるアンケート調査
・調査期間 2024年3月1日(金)~5日(火)
・調査対象 全国9地方(北海道、東北、関東、東海、北陸、関西、中国、四国、九州・沖縄)の20~60代の男女6,983名
      関西地方版では、関西2府4県(滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山)の20~60代の男女2,983名のデータを分析
※各府県の性・年代ごと50名で割付(和歌山県のみ20代男性33名)し、人口構成にそってウェイトバック集計
※数値は、小数点第1位までの掲載。回答結果はパーセント表示を行っており、小数点以下第2位を四捨五入して算出しているため、各回答の合計が100%にならない場合があります。

<健康管理と健康のための食生活の意識>
■定期健診受診率と体重や体脂肪などの定期的なチェックについて
定期検診受診率は34.8%、地方別では関西地方は下位2位。関西2府4県中、1位は兵庫県、最下位は大阪府。
「定期健診を受けている」「体重や体脂肪などを定期的にチェックしている」がいずれも関西地方平均より高いのは滋賀県、奈良県、和歌山県、低いのは京都府と大阪府。
 「定期健診を受けている」人は、関西地方平均は34.8%でした。これは全国平均(37.8%)より3.0%低く、全国地方別の中でも下位2位の結果でした。また、「体重や体脂肪などを定期的にチェックしている」人は、関西地方平均では全国平均(25.3%)に比べて0.8%低い結果でした。
関西1_定期健診体重チェック

 府県別では、「定期健診を受けている」人は、1位兵庫県(38.6%)、最下位大阪府(29.4%)でした。「体重や体脂肪などを定期的にチェックしている」人は、1位和歌山県(28.6%)、最下位大阪府(21.9%)でした。また、「定期健診を受けている」と「体重や体脂肪などを定期的にチェックしている」がいずれも関西地方平均より高いのは滋賀県、奈良県、和歌山県で、低いのは京都府と大阪府となりました。

<大腸(おなか)の健康に対する意識と大腸(おなか)の健康ために行っていること>
■大腸(おなか)の健康の意識と不調について
大腸(おなか)の健康を意識している人は2人に1人。1位は奈良県、最下位は大阪府。
大阪府は、「大腸(おなか)の不調がある」人が最も多いにもかかわらず、「大腸(おなか)の健康を意識している」人が最も少ない。
 関西地方平均では、「大腸(おなか)の健康を意識している」(「意識している」・「どちらかと言えば意識している」の合計)と答えた人が50.5%と、全国平均と同程度で、2人に1人が日頃から大腸(おなか)の健康を意識していました。また、「大腸(おなか)の不調があるか」と尋ねた結果では、全国平均より0.3%低い36.7%の人が「不調がある」(「ある」と「どちらかといえばある」の合計)と回答しました。
関西2_大腸の健康意識と不調の有無

 府県別では、「大腸(おなか)の健康を意識している」人は、1位奈良県(55.4%)、最下位大阪府(45.3%)で、2つの府県では10%以上の開きがありました。また、「大腸(おなか)の不調がある」人は、1位大阪府(38.2%)、最下位京都府(34.0%)でした。大阪府は、「大腸(おなか)の不調がある」人が最も多いにもかかわらず、「大腸(おなか)の健康を意識している」人が最も少ないことがわかりました。

内藤裕二先生コメント➀【関西地方版】

■大腸(おなか)の健康のために行っていること
1位「ヨーグルトを食べる」、2位「野菜や果物を多く摂る」、3位「納豆を食べる」
関西地方の4人に1人が大腸(おなか)の健康のために「納豆を食べる」
 「現在、大腸(おなか)の健康のために行っていること」を食事や運動などの対策法から複数選択してもらった結果、関西地方平均で最も回答率が高かったのは「ヨーグルトを食べる」の36.6%で、2位より10%以上も高く、全国平均と同じ3人に1人以上がおなかの健康のためにヨーグルトを食べていることがわかりました。2位以降は、「野菜や果物を多く摂る」(26.0%)、「納豆を食べる」(25.9%)、「水を多く飲む」(25.6%)と、1位に続き、飲食による対策が上位にあがっています。
関西3_大腸の健康のための行動

「ヨーグルトを食べる」 1位は兵庫県、最下位は大阪府。
 「大腸(おなか)の健康のために行っていること」の1位であった「ヨーグルトを食べる」人を府県別でみると、1位兵庫県で、関西地方平均より約2%高い、38.5%でした。また、「大腸(おなか)の不調がある」人が最も多い大阪府は、「ヨーグルトを食べる」が最下位(34.9%)であることがわかりました。
関西4_ヨーグルト「野菜や果物を多く摂る」「食物繊維の多い食事を心がける」、いずれも1位は和歌山県、最下位は大阪府。
 「野菜や果物を多く摂る」、「食物繊維の多い食事を心がける」を府県別にみると、いずれも1位和歌山県で、最下位大阪府でした。
 「野菜や果物を多く摂る」と「食物繊維の多い食事を心がける」がいずれも関西地方平均を上回ったのは、和歌山県と滋賀県でした。一方で、いずれも関西地方平均を下回ったのは、大阪府と兵庫県でした。
関西5_野菜・食物繊維内藤裕二先生コメント➁【関西地方版】 ■詳細はこちら

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