定期検診受診率 全国平均37.8%、1位は東北地方
2人に1人が大腸(おなか)の健康を意識している
<大腸(おなか)の健康に関する意識調査> ~定期健診受診率や大腸(おなか)の健康意識は、地方により最大約7%の差があることが明らかに~
森永乳業は、2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)の“大阪ヘルスケアパビリオン”にて、「腸からつくるウェルビーイング」をテーマに出展参加します。このたび大阪・関西万博に先駆け、全国の20~60代の男女(計6,983人)を対象として、健康管理や大腸(おなか)に対する健康意識と健康対策を明らかにする「大腸(おなか)の健康に関する意識調査」を行いました。
調査結果からうかがえる傾向や取るべき対策については、京都府立医科大学 内藤裕二教授にコメントをいただきました。また、各地方の特徴については、県民性診断を行うディグラム・ラボの木原誠太郎所長に分析を依頼し、県民性の観点からコメントをいただきました。
<調査概要>
・調査主体 森永乳業株式会社
・調査方法 インターネットによるアンケート調査
・調査期間 2024年3月1日(金)~5日(火)
・調査対象 全国9地方(北海道、東北、関東、東海、北陸、関西、中国、四国、九州・沖縄)の20~60代の男女6,983名
※数値は、小数点第1位までの掲載。回答結果はパーセント表示を行っており、小数点以下第2位を四捨五入して算出しているため、各回答の合計が100%にならない場合があります。
<健康管理と健康のための食生活の意識>
■定期健診受診率と体重や体脂肪などの定期的なチェックについて
定期検診受診率 全国平均37.8%。1位は東北地方、最下位は九州・沖縄地方。
「定期健診を受けている」「体重や体脂肪などを定期的にチェックしている」のいずれも上位なのは東北地方、関東地方、いずれも下位なのは九州・沖縄地方。
「定期健診を受けている」人は、全国平均で37.8%でした。また、「体重や体脂肪などを定期的にチェックしている」人は、全国平均で25.3%と、4人に1人が定期的なチェックをしていることがわかりました。
地方別では、東北地方と関東地方は「定期健診を受けている」と「体重や体脂肪などを定期的にチェックしている」がいずれも上位3位内です。「定期健診を受けている」人は、東北地方1位(41.3%)、関東地方2位(39.7%)、「体重や体脂肪などを定期的にチェックしている」人は、関東地方2位(27.6%)、東北地方3位(24.7%)でした。
一方、「定期健診を受けている」と「体重や体脂肪などを定期的にチェックしている」がいずれも全国平均を下回っているのは北陸地方、関西地方、中国地方、四国地方、九州・沖縄地方で、特に九州・沖縄地方はいずれも下位3位内という結果となりました。
■塩分・油分・甘いもの喫食について
関東地方は、“塩分・油分・甘いものを控えるようにしている”のいずれの項目も1位。
「普段の食生活で健康のために意識していること」で「塩分を控えるようにしている」人は、全国平均で22.0%でした。また、「油分を控えるようにしている」、「甘いものを控えるようにしている」人は、全国平均でそれぞれ14.8%と12.3%でした。
地方別では、「塩分を控えるようにしている」、「油分を控えるようにしている」、「甘いものを控えるようにしている」のいずれの項目でも1位は関東地方でした。
<大腸(おなか)の健康に対する意識と大腸(おなか)の健康ために行っていること>
■大腸(おなか)の健康の意識と不調について
大腸(おなか)の健康を意識している人は2人に1人。1位は東北地方、最下位は中国地方。
関東地方と北陸地方は、「大腸(おなか)の健康を意識している」人が全国平均より多いにもかかわらず、「大腸(おなか)の不調がある」人が全国平均より多い。
全国平均では、「大腸(おなか)の健康を意識している」(「意識している」・「どちらかと言えば意識している」の合計)と答えた人が50.4%と、2人に1人が日頃から大腸(おなか)の健康を意識していました。また、「大腸(おなか)の不調があるか」と尋ねた結果では、37.0%の人が「不調がある」(「ある」と「どちらかといえばある」の合計)と回答しました。
地方別では、「大腸(おなか)の健康を意識している」人は、1位東北地方(54.8%)、最下位中国地方(47.9%)でした。また、「大腸(おなか)の不調がある」人は、1位北陸地方(39.1%)、最下位中国地方(32.6%)となりました。
東北地方と九州・沖縄地方は「大腸(おなか)の健康を意識している」人が全国平均より多く、かつ、「大腸(おなか)の不調がある」人は全国平均より少ない結果でした。一方で、関東地方と北陸地方は「大腸(おなか)の健康を意識している」人が全国平均より多いにもかかわらず、「大腸(おなか)の不調がある」人が全国平均より多いことがわかりました。
■大腸(おなか)の健康のために行っていること
1位「ヨーグルトを食べる」、2位「納豆を食べる」、3位「野菜や果物を多く摂る」
「現在、大腸(おなか)の健康のために行っていること」を食事や運動などの対策から複数選択してもらった結果、全国平均で最も回答率が高かったのは「ヨーグルトを食べる」の35.8%でした。2位以降は、「納豆を食べる」(30.0%)、「野菜や果物を多く摂る」(26.6%)、「水を多く飲む」(24.7%)と、1位に続き、飲食による対策が上位にあがっています。
「ヨーグルトを食べる」、「納豆を食べる」、いずれも1位は東北地方、最下位は四国地方。
「大腸(おなか)の健康のために行っていること」の1位であった「ヨーグルトを食べる」人を地方別でみると、1位東北地方(41.6%)、最下位四国地方(33.7%)でした。2位の「納豆を食べる」も同様に、1位東北地方(37.5%)、最下位四国地方(23.8%)という結果になりました。
「野菜や果物を多く摂る」 1位は東北地方、最下位は東海地方。
「食物繊維の摂取が多い食事を心がける」 1位は関東地方、最下位は中国地方。
東北地方は、大腸(おなか)の健康意識だけでなく、大腸(おなか)の健康ためのヨーグルト・納豆・野菜や果物・食物繊維の食意識も全国平均より高い。
大腸(おなか)の健康のために「野菜や果物を多く摂る」人は、1位東北地方(32.1%)、最下位東海地方(22.4%)となりました。「食物繊維の多い食事を心がける」人は、1位関東地方(22.8%)、最下位中国地方(16.6%)という結果でした。
また、東北地方は、「大腸(おなか)の健康を意識している」人が全国平均より多く、かつ、「大腸(おなか)の不調がある」人が全国平均よりも少なく、ヨーグルト・納豆・野菜や果物・食物繊維のいずれの項目でも食意識が全国平均より高いことがわかりました。