2023年09月07日 研究開発

【日本企業唯一※1】保有するビフィズス菌が使用承認

『ビフィズス菌BB536』がブラジル「ANVISA」より
一般食品への使用承認を取得 ヘルスクレームとして「整腸」に関する表示承認も取得

 森永乳業は、当社独自のビフィズス菌である「ビフィズス菌BB536(Bifidobacterium longum BB536)」が、7月27日付けでブラジル国家衛生監督庁(Agência Nacional de Vigilância Sanitária以下、ANVISA)より、ブラジル国内で販売するサプリメントや一般食品へ使用できることの承認を受け、許可リストに登録されたことをお知らせいたします。

 当社は、森永乳業グループ10年ビジョンの一つに、「世界で独自の存在感を発揮できるグローバル企業へ(2029年3月期までに海外売上高比率15%以上)」を掲げ、海外事業方針の一つである「菌体事業の拡大」に向け、大手育児用ミルクメーカーとの取り組みや海外各国でのサプリメントなどの販売を強化しています。

 ブラジル国内で、新たに医薬品や薬品原料、菌体などの原料を含む食品等の販売を行おうとする企業は、輸入品・国産品ともにANVISA にて使用承認を得る必要があります。この度の承認を受け、「ビフィズス菌BB536」は、サプリメントやヨーグルトなどの一般食品へ使用することができるようになり、ブラジルにおいて一般食品に使用する上で安全な菌であることが示されました。また合わせて、ブラジル国内で「ビフィズス菌BB536」を原料として使用する一般食品は、ヘルスクレームとして「整腸」に関する表示を行うことができるようになるため、生活者に商品の機能を分かりやすく伝えることが可能となります。

 経済成長を続けるブラジルでは、プロバイオティックサプリメント市場も急成長しており、2013年から2022年までの年平均成長率は約9%、市場規模は約2億USドルと2倍以上にまで拡大しています※2。ブラジルは今後も経済成長が見込まれ、当社にとって有望な市場です。

 ANVISAより保有するビフィズス菌が使用承認された日本企業は当社のみです。「ビフィズス菌BB536」「ビフィズス菌M-16V」に続いて2例目となります※1

※1 出典:ANVISA webサイトの公告 (2023年9月6日時点)
※2 出典:Euromonitor International調べ 2023年8月

ビフィズス菌BB536_morinaga milk industry

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