森永乳業CO2排出量原単位削減への取り組み
全11工場の主燃料を重油から天然ガス・都市ガスに転換
森永乳業株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 宮原道夫)は、2019年度より開始した中期経営計画の中で“ESGを重視した経営”を掲げ、その重要取組課題の一つである“環境”への取り組みとして、グループ全体で2021年度までに2013年度比8%のCO2排出量原単位削減を目標としています。
2020年10月より、当社盛岡工場の使用燃料(緊急時用発電機を除く)を重油から都市ガスに順次転換する取り組みを進め、2021年2月に完了いたしました。
盛岡工場の転換完了により、森永乳業の全11工場すべての主燃料が天然ガス・都市ガスに切り替わりましたので、お知らせいたします。
盛岡工場では、高栄養流動食を中心に年間27,000t(2019年度実績)の製造を行っています。これまでに冷水用冷凍機を高効率設備に更新し、CO2排出量を年間500t削減しました。
今回の燃料転換により、さらに年間1,100t、計1,600tの削減となる予定です。今回削減した1,100tは、2019年度に盛岡工場で排出したCO2総量の約13%に相当します。
これまでも、2018年度に佐呂間工場、2019年度に別海工場でボイラ使用燃料を重油から天然ガスに変更しており、年間のCO2排出量を佐呂間工場で5,000t、別海工場で5,500t削減するという効果をあげています。また、利根工場には太陽光パネルを設置し、神戸工場ではコーヒー飲料製造時に排出されるコーヒーかすなどをエネルギー化して工場内で利用するなど、自然エネルギーの利用を進めています。
これらの取り組みを進めた結果、2019年度は2013年度比で12.6%のCO2排出量原単位削減を実現しました。今後は関係会社についても順次、天然ガス・都市ガスへの燃料転換を進めてまいります。
今後も当社グループは、さらなるCO2排出削減に向けてクリーンなエネルギー活用、高効率設備導入、日々の省エネ活動などにより環境負荷低減を推進し、サステナブルな社会づくりに貢献してまいります。