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腸内環境を整えてくれるラクチュロースの魅力を紹介!

2025.4.1 (tue) 食べ物
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近年「ラクチュロース」は、腸内環境を整える効果的な成分として注目されている、オリゴ糖の一種です。ラクチュロースは牛乳に含まれる乳糖から作られており、ビフィズス菌をふやし腸の働きを活発にしてくれるだけでなく、お通じをふやす効果も期待できます。

この記事では、ラクチュロースにどのような働きがあるのかや、メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。記事後半では腸内環境の整え方を具体的に紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

ラクチュロースって何?

ラクチュロースについて、聞いたことがない方も多いのではないでしょうか。ここでは、ラクチュロースについて詳しく解説していきます。

ラクチュロースにはどんな働きがあるの?

ラクチュロースは、腸内に住む善玉菌の一種であるビフィズス菌の栄養となり、ビフィズス菌をふやす効果があります。ビフィズス菌はラクチュロースを食べて、乳酸や短鎖脂肪酸の一種である酢酸を生成し、腸内環境を整えてくれるのです。

乳酸や酢酸は悪玉菌の繁殖を抑えるだけでなく、腸の動きを活発にする働きもあるため、お通じの悩み解消にもつながります。

どんな食品に含まれているの?

ラクチュロースは、牛乳を殺菌する過程で微量に生成されます。しかし、自然界には存在しない成分なため、私たちが普段口にする食品には、上記で紹介したようなビフィズス菌をふやしたり、腸の動きを活性化させたりする程の量は含まれていません。

一般的に、ラクチュロースを効率的に摂るには、ラクチュロースが添加されたヨーグルトやシロップなどを利用するのがおすすめです。これらの製品は、ビフィズス菌をふやし、腸の働きを高める効果が期待できます。

市販の食品を選ぶ際は、商品の成分表示をしっかり確認し、1日に摂取するラクチュロースの量を確認してください。一度に多量に摂取すると、一時的にお腹がゆるくなる可能性があります。

オリゴ糖 との違いは?

腸内環境を整え、ビフィズス菌の栄養となるオリゴ糖は、毎日の生活に取り入れやすい機能性表示食品として手軽に購入できます。オリゴ糖は豊富な種類があり、それぞれ異なった特徴を持っています。ラクチュロースは牛乳由来のオリゴ糖の一種です。

それぞれの特徴を詳しくまとめてみました。

  オリゴ糖 ラクチュロース
分類 多糖類の一種で、豊富な種類がある 牛乳に含まれる乳糖を原料としたオリゴ糖の一種
特長 ・多くの種類があるため、自分に合ったオリゴ糖を見つけられる ・ビフィズス菌の栄養となり、腸内環境を整える
・乳酸や酢酸の働きで、お通じをふやす
含まれている食品 大豆・たまねぎ・ごぼう・ねぎ・にんにく・アスパラガス・バナナ 牛乳(ごく少量)

オリゴ糖は、胃や小腸で消化されずに大腸まで届いて善玉菌の栄養となり、腸内環境を整える働きがあります。特にラクチュロースは、善玉菌のビフィズス菌をふやす効果が期待されています。

ラクチュロースを摂取するメリット

ラクチュロースを摂取すると、以下のようなメリットがあります。

POINT

POINT

【ラクチュロースを摂取するメリット】
・ビフィズス菌がふえる
・腸の動きを活発にする
・腸内環境を整える

それぞれ詳しく解説していきます。

ビフィズス菌がふえる

ラクチュロースは、胃や小腸を通過して、そのまま大腸に届く性質を持っています。大腸に到達したラクチュロースは、善玉菌の一種であるビフィズス菌の栄養と なり、その増殖を助けてくれるのも特徴の一つです。

このビフィズス菌の増加は、腸内のバランスを整えることが期待できます。

腸の動きを活発にする

ラクチュロースには、腸の動きを活発にし、スムーズなお通じをサポートする効果があります。ビフィズス菌は、腸の中でラクチュロースを食べて、乳酸や酢酸を作り出します。

乳酸や酢酸が刺激となり、腸のぜん動運動が活発になるのもメリットです。このように、ラクチュロースを摂取するとビフィズス菌がふえて腸内環境が整い、腸の動きが活発になることからお通じをふやせる効果が期待できます。

腸内環境を整える

ラクチュロースは主にビフィズス菌の栄養となり、分解されることで腸内を酸性にする乳酸や酢酸が生成されます。そのため、酸性の環境を好まない悪玉菌や病原菌の増殖を抑え、腸内環境のバランスを整えてくれます。

ラクチュロースは、腸内環境を整えてお通じをスムーズにする効果が期待できるでしょう。ビフィズス菌をふやすことで、より健康的な毎日を送れると考えられます。

ラクチュロースを摂取するデメリット

ラクチュロースは、腸内環境を整え、お通じをスムーズにする効果が期待できる食品として注目されています。しかし、どんなによいものでも摂りすぎは禁物です。

ラクチュロースは、通常1日5g程度を目安に摂取することで、腸内の善玉菌をふやし、お通じをスムーズにする働きがあります。その一方で、効果を期待して多量に摂取してしまうと、お腹がゆるくなるという副作用が起こる可能性もあるため注意が必要です。

腸内環境を整えるためには、ラクチュロースだけでなく、バランスの取れた食事や十分な水分摂取も大切にしてください。製品に記載されている摂取量を守り、自分のからだと相談しながら、無理のない範囲でラクチュロースを取り入れていきましょう。

腸内環境の整え方

腸内環境は、便の色や形で簡単に見分けられます。健康な便は、黄色がかった褐色でバナナのような形をしていて、臭いは少なめです。腸内環境を整えたい方は、以下の方法を試してみてください。

POINT

POINT

【腸内環境の整え方】
・食生活を整える
・軽い運動を心がける
・継続する

食生活を見直す

食生活を見直すことは、腸内環境を整える上で非常に重要です。バランスの取れた食事を基本とし、善玉菌を含む食品や善玉菌の栄養となる食品を積極的に取り入れるように心がけましょう。

POINT

POINT

【善玉菌を含む食品や善玉菌の栄養となる食品】
・善玉菌を含む食品:ヨーグルト・納豆・チーズ・
乳酸菌飲料・発酵食品(味噌やキムチなど)

・善玉菌の栄養となる食品:海藻・キノコ・いも・ごぼう

食生活を見直した上で、 ラクチュロースが含まれた製品を取り入れるのもおすすめです。ラクチュロースは食品に多く含まれていないため、ラクチュロースが含まれた製品を取り入れるのがおすすめです。粉末やシロップといった飲み物や料理に使いやすいものや、ラクチュロースが含まれた乳製品やサプリメントなど、手軽に始められる製品も多くあります。

食生活を一度に全て見直すことは難しいため、ラクチュロースが含まれている製品を1つ取り入れてみることから始めてみましょう。

軽い運動を心がける

腸内環境を整えるためには運動も大切です。腸の動きをサポートするには、以下のような運動にチャレンジしてみましょう。

POINT

POINT

【腸内環境を整える運動】
・腸腰筋を鍛える運動
・1日9000歩のウォーキング
・お腹周りのマッサージ

例えば、ウォーキングする際はただ歩くだけでなく、歩幅を大きくして腕をしっかり振るとより効果的です。また、お腹をひねったり足を上げたりする簡単な運動も、腸への刺激になります。

時間がない方はスキマ時間を利用し、簡単なマッサージや体操を取り入れてみてください。運動は毎日少しずつでも続け、腸のぜん動運動を活発にしていきましょう。

継続する

腸内環境を整えるのは、一朝一夕にできるものではありません。ラクチュロースやヨーグルトなどの食品を摂取しても、効果を実感できるまでには時間がかかります。

腸内環境は、私たちの食生活や生活習慣によって、少しずつ変化していきます。焦らず、ゆっくりと自分のペースで、腸内環境を整えていきましょう。

また、一度整った腸内環境も、元の状態に戻ってしまう可能性があるため、継続することが大切です。ラクチュロースが含まれた食品やヨーグルトを摂取する、運動を続けるなど毎日の生活に取り入れやすいものを選び、自分に合った腸活方法を見つけましょう。

ラクチュロースで腸内環境を整えよう

ラクチュロースは、腸内環境を整えるための心強い味方です。ビフィズス菌の増加を促し、腸の働きを活発にすることで、お通じをスムーズにする効果が期待できます。

腸内環境を効率的に整えるには、ラクチュロースの摂取に加え、バランスの取れた食事と適度な運動の組み合わせが重要です。自分に合った摂取量や食品を選び、無理なく継続してください。

ラクチュロースを取り入れた健やかな腸活で、より快適な毎日を送りましょう。