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お通じの悩み解消!
スムーズな毎日を送るための3つのポイントを紹介

2025.04.01 (tue) お通じの悩み
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毎日爽快な朝を迎えたいと思いませんか?しかし現代社会では、「お通じ」の悩みを抱えている方がふえています。仕事・家事・育児など忙しい毎日を送る中で、つい後回しにしてしまいがちなのがお通じの問題です。
この記事では、お通じの悩みを解消し、スムーズな毎日を送るための3つのヒントを紹介します。お通じの悩みがあっても何から始めていいかわからない方は、ぜひ最後までご覧ください。

お通じの悩みとは?

お通じの悩みは、単に便が出ないだけではありません。「毎日出ているから大丈夫」と思っていても、下記のような症状に心当たりはありませんか?

POINT

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【お通じの悩みとは?】
・強くいきまないと便が出てこない
・コロコロとした便が出る
・便を出しても、まだ残っている感じがする
・便意があっても、便が出ない
・おならがくさい

お通じの悩みは、便が硬いことや腸の動きが鈍いなど、さまざまな要因が複雑に影響し合って起こるものです。例えば、便がコロコロしている場合は、水分不足や食物繊維不足が考えられます。また残便感がある場合は、腸のぜん動運動の低下、おならがくさい場合は腸内環境の悪化が疑われます。

これらの症状が一つでも当てはまる場合は、自覚していなくてもお通じに問題を抱えているかもしれません。日々の生活習慣を見直し、必要に応じて専門家に相談するなど、早めの対策が大切です。まずは、ご自身のお通じの状態をチェックしてみましょう。

お通じの悩みにつながる原因

お通じの悩みにつながる原因として、以下の5つが考えられます。

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【お通じの悩みにつながる原因】
・自律神経の乱れ
・水分不足
・運動不足
・便意を我慢してしまう
・ストレス

それぞれ、詳しく解説していきます。

自律神経の乱れ

お通じの悩みの原因の一つに、自律神経の乱れがあります。自律神経は、からだの機能をコントロールする神経です。活動時に働く「交感神経」と休息時に働く「副交感神経」がバランスを取り、からだの状態を最適な状態に保っています。

この自律神経の乱れは、便意にも大きな影響を与えるため注意が必要です。例えば、便意を感じたときにトイレを我慢すると、直腸の感受性が鈍くなり、便意を感じにくくなってしまいます。また、便が長時間直腸に留まることで、水分が吸収され、便が硬くなります。このような状態が続くと、お通じの悩みが悪化する場合もあるため、早めに対策を取りましょう。

水分不足

便の約70〜80%は水分で構成されており、水分不足はお通じの大敵です。水分が不足すると便が硬くなり、腸の動きも鈍くなってしまいます。

水分不足によって腸内が乾燥すると、硬くなった便が腸壁を傷つけたり、スムーズに排出できなくなったりします。また、十分な水分がないと腸のぜん動運動を鈍らせ、便が腸内に停滞しやすくなり、お通じの悩みの一因となるため注意が必要です。

こまめな水分補給は便を柔らかく保ち、腸のぜん動運動や腸内環境を整える上で非常に重要です。喉が渇いていなくても、日頃から意識して水分を摂るように心がけましょう。

運動不足

便をスムーズに排出するには、ある程度の筋力が必要です。特に腹筋は、まるでポンプのように腸を圧迫し、便を肛門へと押し出す重要な役割を担っています。運動不足が続くと、からだ全体の力や筋肉が衰えてしまい、排便に必要な力が弱まってしまいます。

お通じの悩みを解消するためには、腹筋を中心とした運動が効果的です。腹筋運動はもちろん、おなかのマッサージや毎日続けられるウォーキングなどの軽い運動も腸の刺激となり、ぜん動運動を活発にする効果が期待できます。

便意を我慢してしまう

便意を感じたときに我慢するのは、お通じの悩みを悪化させる大きな原因の一つです。便意を我慢すると、直腸が便によって伸びきってしまい、便がたまっている感覚が鈍くなってしまいます。腸内に長時間とどまった便は水分が失われ、硬くなって排便がしにくくなります。硬い便を無理に出そうとすると、肛門などを傷つけてしまう可能性があり、その痛みを恐れてさらに排便を我慢するという悪循環に陥ることもあるため注意が必要です。

便意を感じたときは我慢せず、できるだけ早くトイレに行くように心がけてください。我慢する習慣を避けることで、正常な排便リズムを取り戻し、お通じがスムーズになるでしょう。

ストレス

ストレスは、お通じの悩みにつながる原因の一つです。人がストレスを感じると、自律神経のバランスが崩れやすくなり、活動時に優位になる「交感神経」が過剰に働く状態になります。交感神経が優位になると、消化器官の働きは抑制されるため、腸の動きが鈍くなる原因にもなります。

その結果、便が腸内に長くとどまっている間に便から水分が吸収され、硬くてコロコロとした便になるのです。また、ストレスによって腸の動きが活発になりすぎると、おなかの痛みを引き起こします。日頃からストレスをため込まないように、適度な休息やリラックスできる時間を持つように心がけてください。

スムーズな毎日を送るための3つのポイント

お通じをスムーズにするためには、以下の3つのポイントを意識してください。

POINT

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【お通じをスムーズにするポイント】
・腸内環境を整える
・生活習慣を見直す
・食物繊維を積極的に摂る

それぞれ詳しく解説していきます。

腸内環境を整える

お通じの悩みを解消するためには、腸内環境を整えることが大切です。腸内には善玉菌と悪玉菌が存在し、そのバランスが腸の働きに大きく影響します。

善玉菌は、食物繊維やオリゴ糖を分解して短鎖脂肪酸を作り、便を排出しやすくする働きをします。一方で、腸内環境が悪化し悪玉菌がふえると、悪玉菌が作り出す有害物質が腸のぜん動運動を鈍らせるため注意が必要です。

腸内で善玉菌の割合を多く保つためには、善玉菌のエサとなるオリゴ糖や食物繊維を積極的に摂取するように心がけてください。

生活習慣を見直す

お通じの悩みを解消するには、生活習慣の見直しが重要です。規則正しい生活を送ると、自律神経が安定するため、腸の動きもよくなることが期待できます。生活習慣を見直すためには、以下の点を見直してみましょう。

・適度な運動
・十分な睡眠
・3食きちんと食べる

規則正しい生活は自律神経の安定にもつながり、ぜん動運動を活発にする効果も期待できます。

一度に全てのことを見直せなくても、継続できることから一つずつ生活習慣を始めていきましょう。

食物繊維を積極的に摂る

便は約70〜80%の水分と、約20〜30%の固形物で構成されています。この固形物には、水に溶けて便を排出しやすくする「水溶性食物繊維」と、水分を吸収して便のかさをふやす「不溶性食物繊維」の2種類があります。水溶性食物繊維や不溶性食物繊維が多く含まれている食品は、以下の通りです。

・水溶性食物繊維:果物(キウイ、リンゴ、イチゴなど)、にんじん、ほうれん草、大根、芋類
・不溶性食物繊維:繊維質の硬い野菜(ごぼう、れんこん、なすなど)、さつまいも、きのこ類、豆類、乾物

これらの食物繊維をバランスよく、水分と一緒に摂ることで便が柔らかくなります。日々の食事に食物繊維を意識して取り入れ、スムーズなお通じを目指してください。

お通じの悩みに関するよくある質問

お通じの悩みは、生活に大きな影響を引き起こす問題です。ここでは、お通じの悩みに関するよくある質問をまとめてみました。お通じの悩みを解消するためのヒントを見つけてください。

自宅でできるお通じの悩みの対策はありますか?

お通じの悩みを持つ方は、以下の3つの方法を試してみてください。

・良い便を作る
・便を育てる
・排便を促す

良い便を作るためには、食生活と腸内環境、そして排便力が重要です。理想的な便は、適度な水分を含んでいるため、スムーズに排出されます。便が腸内に長くとどまると固くなってしまいますが、食物繊維を摂取することで便は適度な水分を含み、スムーズに排出されるようになります。

腸内で悪玉菌が増えてしまうと、食べカスが腐敗して悪臭やガスが発生しやすくなるため注意が必要です。そこで、腸内環境が整っているかどうかを判断する目安の一つとして、便の臭いをチェックしてみるのもおすすめです。また、排便を促すためにも、適度な運動を心がけてください。1日9,000歩以上を目安に、階段を使う、散歩に行くなど、運動量を増やしましょう。これらの3つの要素をバランス良く整えることで、理想的な便を作り、健康な生活を送ることができます。

お通じの悩みがあると思ったらどうすればいいですか?

お通じの悩みは、以下の項目を総合的に判断します。

・排便の回数
・便の硬さ
・残便感
・おなかの張りなど

お通じの悩みは、排便の回数だけで判断されるのではありません。例えば、毎日排便があっても、便が硬くて排出しにくい場合は、お通じの悩みにつながる可能性があります。まずは、前述の「スムーズな毎日を送るための3つのポイント」を実践してみるのもおすすめです。

しかし、お通じの悩みが解消しない場合には、自己判断で放置せず、早めに医療機関を受診しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、根本的な原因の特定や適切な対処法を見つけられます。

お通じをふやして、爽快な毎日を過ごそう

お通じの悩みは、心身の健康に大きな影響を与えます。自律神経の乱れや便意を我慢するなど、日々のちょっとした習慣が、お通じの悪化につながることがあります。

この記事では、お通じをスムーズにするためのさまざまな方法を紹介しました。食生活の見直しや適度な運動、生活習慣の見直しなど、どれも今日から始められる簡単なことばかりです。まずは、できることから一つずつ取り入れてみましょう。もし、これらの方法を試しても改善が見られない場合は、我慢せずに専門医に相談してください。