商品開発

ピノ

アイスとチョコの両方を最後まで味わえる
「おいしさのバランス」の追求
ピノ

子供から大人まで食べられる
一口サイズの新しいアイスクリーム

《ピノ》は1976年に発売しました。当時はカップタイプやバータイプのアイスクリームが主流だった中で「新しいスタイルのアイスクリームを提供したい」という想いから、当時アイスクリームの技術が発達していたアメリカを視察し、そこで見つけた小粒サイズのアイスクリームをヒントに日本で独自の商品開発を行いました。目指したのは子供から大人まで食べられるような一口サイズのアイスクリーム。口を開けた時の形をヒントに円錐台の一口形状を設計しました。また、アイスクリームの形がとけて崩れないようにチョコでコーティングし、手が汚れないようにピックで食べるスタイルを確立しました。

発売当時の《ピノ》
発売当時の《ピノ》

1992年にはアソートタイプも発売。個包装なので、1人で好きな時に好きな味を楽しんだり、家族みんなで分け合いながら《ピノ》を楽しめるシーンが広がりました。

おいしいバランスを一粒に。
チョコに負けない濃厚なアイスクリーム

《ピノ》が目指したのは、アイスとチョコの両方を最後まで味わえる一粒。しかし小さいアイスがチョコに包まれていると、アイスの味わいがチョコに負けてしまいがちです。そこで、アイスに含まれる空気の含有量を非常に低く、一般的なプレミアムアイスクリームよりも少なくしました。そうすることで舌に触れるアイスの量を多くし、チョコに負けない濃厚な味わいを実現しています。

口に入れた瞬間にゆっくりととけ始める
アイスとチョコの口どけの一体化技術

一般的なチョコはパリパリとした硬い食感で、アイスと一緒に食べると最後にチョコだけが口に残ります。また、アイス用のコーティングチョコは最初パリパリとした食感でその後すぐにとけてしまい、チョコの味わいが続きにくいものが多いです。そこで、人の体温と同じ温度でなめらかにとけ始めその後も口の中でゆっくりととけていくように、いくつかの素材の配合を工夫することでチョコの口どけをコントロールしました。

ピノ

口に入れた瞬間に柔らかくとけ始め、アイスと一緒にゆっくりととけながらカカオの豊かな風味が最後まで続くのが《ピノ》のチョコの秘密です。

独特のシェイプのヒミツと
アイス:チョコの黄金比率

口を開けた時の形をイメージしてできた「ピノシェイプ」。食べやすさだけでなく、この形にも実はおいしさの秘密が隠されています。それには、『球に比べ円錐台のほうが口の中に入れた時にチョコと接する面が多くなるため、とけやすくチョコとアイスが混ざり合った風味を味わえる』ということが計算されているのです。

ピノ

また、《ピノ》は、「なめらかで濃厚なバニラアイス」と「くちどけの良いチョコ」が口の中で絶妙なバランスでとけ合う完成された一粒が魅力です。このアイスとチョコの比率は「8:2」。長年の研究の末にたどりついた《ピノ》独自の黄金比率です。

1976年の発売当時から現在まで、《ピノ》は「いつの時代もおいしい」を提供できるように、時代の変化に合わせて味や配合を少しずつ変化させてきました。こだわりが詰まった一粒をどうぞお楽しみください。

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