品質保証体制
製造
「品質方針」に基づき、食品安全と品質を確保した商品を製造しています。森永乳業の「食品安全・品質」管理の仕組みによって、原材料の受け入れから商品の保管に至る全過程で品質をコントロールし、出荷の可否を判定しています。
製造についての考え方
- 良品素材
- 安全で品質の良い原材料を使用するため、工場では三重の受け入れ検査(トリプルチェック)を実施します。
- 製造環境の整備と維持
- 食品への異物混入や微生物の汚染が起きないように製造環境(製造室、製造設備、器具、作業衣)を整えます。
- 製造工程の管理
- 製造工程における危害要因分析に基づき、品質トラブルの未然防止と再発防止を徹底して安定した製造を行います。
良品素材の追求 ~トリプルチェック~
製造工場では原材料の三重の受け入れ検査(トリプルチェック)を行った後に原材料を使用します。
1受入一次検査
原材料の工場への受入を決める検査
受入時に商品名、メーカー、ロット(賞味期限)、数量、包装の外観や臭気の有無を確認 (資材・倉庫担当者が検査・記録)
2受入二次検査
原材料の使用の可否を決める検査
- 先行ロット検査の結果をデーターベースで確認
- 原材料の品質(規格を満足しているか)を確認
- 外観、風味、理化学検査、微生物検査
3受入三次検査
原材料の使用前使用中に実施する検査
表示の確認や外観の点検、内容物の外観・風味を確認
Topic原料を正しく扱うための「誤投入防止システム」
原材料の使用時のトラブルを防止するため、受入三次検査や計量・投入作業を更に確実にするしくみとして一部の製造工場では「誤投入防止システム」を導入しています。
誤投入防止システムとは、QRコード(2次元バーコード)付きの資材ラベル、ハンディー端末、電子天秤とコンピューターシステムを組み合わせた、原料の計量ミス・投入ミスを防ぐシステムのことです。
誤投入防止システムでは、(1)商品レシピと連動した原料の自動計算、(2)バーコード付き計量ラベルの発行、(3)配合表による原料の投入順序、溶解装置、及びタンクの指定、(4)原料投入時に誤った原料のチェック、(5)原料投入の自動記録などが行われます。誤投入防止以外に、事後の検証が容易なこと、迅速なトレースが可能なことなどのメリットもあります。今後は、未導入の工場にも順次展開していきます。