良質素材のお約束
何度もチェックを受け合格した原料を使用します
良質素材から良質な商品は作られます。そのために原料調達段階から「先行ロット検査」という検査体制を築き、商品の安全と品質を支えています。これは、原料が工場に納入される前に品質管理部において検査を実施するもので、検査に合格した原料が工場に納入されます。
あらかじめ安全と品質が確認された原料は、工場に納入された後も原料受入時・倉庫保管時・製造使用時に、合計三回の検査(トリプルチェック)が実施されます。
牛乳・乳製品の原料である生乳については、酪農家から工場まで届けられる過程においても安全・安心への配慮を怠りません。乳牛の治療に使用された抗生物質の残留がないことの検査を実施しています。
[ 森永乳業の先行ロット検査 ]
森永乳業では、原料サプライヤーによる検査や当社工場での受入検査による確認だけではなく、品質管理部において原料の納品前に先行ロット検査による確認を行うことで、より確実な原料の評価・判定に努めています。先行ロット検査は、事前に原料サプライヤーから納品予定の原料のロットサンプルの提供を受けて、品質管理部が行う検査であり、合格品が使用を許可され工場に納入されます。品質管理部では検査を実施、資材規格に基づき評価し、データベース上で検査結果を原料を使用する工場に公開します。工場では検査結果を確認してから原料を受け入れますが、先行ロット検査の合格品であっても、受入後に実施する工場での検査で不合格の場合は使用しません。
酪農家から工場まで、人と人がつなぐ安全・安心
森永乳業では、生乳の調達は「酪農部」が担当しています。全国6か所にある酪農事務所の担当者は、牛乳・乳製品の安全・安心と高品質をより確かなものにするために、生乳の生産現場である酪農家や、集乳の中継拠点であるクーラーステーションを定期的に訪れ、安全および衛生性が確保されていることを確認しています。森永乳業グループの森永酪農販売株式会社では、良質な飼料の販売、飼養管理に関する情報の提供などを通して、酪農家のパートナーとなり、顔の見える信頼関係を築くことで、安全・安心の意識を高めていくことを目指しています。
[ 酪農家から工場までの安全・安心の仕組み ]
酪農家
飼料内容や投薬、生乳の温度管理データ、牧草への農薬散布状況など生乳の安全・安心に関係する記録を保存(内容は第三者が定期的に確認)。
集乳者
小型集乳車が酪農家を一軒一軒訪問。集荷した生乳はクーラーステーションまたは乳業工場へ搬入。
クーラーステーション※
小型集乳車で運んできた生乳を冷却、一時保存、細菌数や体細胞数、抗生物質混入の有無などの検査に合格した生乳は大型集乳車で乳業工場へ。
※クーラーステーションとは生乳を冷却、一時保存するためにの施設で、多くは地域の酪農家団体が保有運営しています。