食品安全・品質を支えるもの

品質のプロフェッショナル

人間の舌で「勝負する」風味のプロフェッショナル

安全・安心、そしておいしさを追求するために、森永乳業では独自の「風味パネルマイスター制度」を導入しています。
マイスターに認定された味覚のプロフェッショナルが、品質に目を光らせています。

品質の守り番を育てる風味パネルマイスター制度

森永乳業は、おいしさと安心を届けるために2005年、「風味パネルマイスター制度」を導入しました。これは、「食品会社として従業員は誰もが風味に強くあるべきだ」という思いのもと、工場から異常風味の製品を出さないことを大目的として始まった制度です。

わずかな「風味」を、人間の舌で判断することは、品質管理の重要な要素。

風味パネルマイスターは、人間の舌が感じられる限界に近い薄さの五味(甘味、塩味、酸味、苦味、うま味)を判断できる人にのみ与えられる、森永乳業独自の認定資格です。その厳しさゆえ、現在、グループ会社含め約5,600名の社員のうち56名(2022年)しか認定されていません。
森永乳業では、この風味パネルマイスターに認定された社員、つまり味覚が研ぎ澄まされた専門家を中心に、わずかな風味異常の判定のチェック業務を行っています。チェックの際に異変が感じられた場合、それがほんのわずかな異変でも、ただちに製造ラインをストップし、原因究明を行っています。
また、製品開発の場面でおいしい商品づくりに風味パネルマイスターの能力を活用する取り組みを行っています。

[ 風味パネルマイスターになるには ]

全工場、製造系関係会社、研究所、本社を対象として風味識別能力テストを実施。風味感度の高い者を選抜し、その能力を品質管理や製品開発に活かすことを目的としています。五味と無味を識別する「基本味識別テスト」において全問正解、商品に起こりうる風味の変化を想定し、通常の商品と識別する「特定味識別テスト」において優秀な結果を得られた人のみがマイスターの称号を与えられます。マイスターの認定資格は1年。3年連続でマイスターに認定された者は、「グランドマイスター」の称号が与えられ、通常の業務と並行してその能力を活かした業務を行います。

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