2007年06月27日 お知らせ

無料の育児相談窓口

「森永乳業 エンゼル110番」への相談件数が80万件に! ママと一緒に32年


『森永乳業 エンゼル110番』は、「子育て奮闘中のママたちのために何かお役に立てることは…」と考え、当社提供により1975年5月に開設した電話による無料の育児相談窓口です。今年で開設32周年を迎え、相談件数は80万件(2007年1月末時点)にものぼりました。
相談員は、妊娠中から小学校入学までの子どもを持つママの悩みや問題を、おひとりおひとりが自分なりに問題を解決できるようにサポートすることを心がけています。このたび、2006年の年間統計をグラフにまとめ(統計資料は下記サイトより入手ください)、その中から注目するトピックスをまとめました。

エンゼル110番では、子育てに真正面から取り組み、気を抜くことができなくなっていたり、他の方法が見えなくなっているなど、ママの努力が空回りしている状況の方からの電話が多いと感じています。そんな状況でのお電話は、つながった途端涙声になったり、せきを切ったように話したりなど、相談者の様子もさまざまです。
   今後もエンゼル110番では、かけてきてくださったママおひとりおひとりと、一生懸命がんばっている状況も赤ちゃんの成長の喜びも共有し、一緒に赤ちゃんのこと、ママのことを考えていきます。これからも多くのご利用をお待ちしています。

 

トピックス


第二子以上についての相談内容が変化
相談対象の子どもで、第二子以上が占める割合は、2006年の年間統計では18.1%(統計資料1)でしたが、同年10月から12月の3ヵ月間は連続して20%を超え、増加傾向にあります。(2002年16.0%、2003年15.9%、2004年18.0%、2005年18.4%)
今までは「上の子と比較してしまう」「上の子に手がかかって、つい寝かしておいてしまう」といった下の子特有の相談が多く見られましたが、2006年は「離乳食は自信がないのでベビーフードを与えている。実は料理が苦手で、上の子もずっとベビーフードだった」「ミルクの飲み量が少なく、焦って2回食にしてしまっているが大丈夫だろうか。上の子も食が細く悩んでいる」など、第一子から同様の悩みを抱えているケースが目立ちました。また、同時に第一子のときはどのようにしていたのかしら?と相談員が首をかしげてしまうケースも見受けられます。

相談員より<試行錯誤の勧め>
子育てには必ずしも正解はないので、臨機応変にやり方を変えることも必要です。ママたちが試行錯誤を繰り返しながら、その子どもに合う、また自分に合う子育てをみつけていけるように話を聞きながらアドバイスしています。


増える3歳以上とママ自身についての相談各
 相談対象の子どもの月齢別構成比で、生後0~3ヵ月までの低月齢が全体の3分の1を占めることは、この32年間変わらない傾向ですが、ここ数年相談対象が3歳以上の割合が少しずつ増加しています。(統計資料4)(2004年7.2%、2005年8.2%、2006年9.0%)
その内容は「子どもが幼稚園の年中に進級してからおとなしくなってしまった。私が人付き合いが苦手なので、この子もそうならないか心配」「ママたちの間で私だけ疎外されているように思う。幼稚園のバス停で立ち話のときに、たとえば3人でキャッチボールをしているのに、私にだけボールがまわってこない感じ」など、子どもをめぐってというより、ママ自身やママ同士の人間関係にかかわる相談が目立ちます。また、相談内容別(統計資料5、6)でも相談者自身についての割合が増加傾向にあります。

相談員より<自然体であなたらしい育児を>
幼稚園時代は、幼稚園や習い事の送迎だけではなく、子ども同士の遊びの送り迎えなど母子ともに行動することが多くなります。子どもの人間関係に響くのではないかと心配し、無理に友好なママ友関係を作ろうとしてジレンマに陥っているママの様子が伺えます。 コミュニケーションが苦手と悩むママたちには、周囲に合わせようと無理をせず、自分なりのかかわり方でいいのではないかとアドバイスしています。


ママの高齢化がますます進行
厚生労働省の2004年度人口動態統計では、50人中8人が35歳以上の出産で、そのうち3人
に1人が初産という発表がありました。エンゼル110番でも20歳代の母親の利用者は3割を切
り、30歳代が6割弱を占め、(統計資料3)40歳代で初産の利用者も、もう珍しくなくなっています。2006年には初めて、50歳代で初産のママからもお電話をいただきました。

エンゼル110番では、子育てに真正面から取り組み、気を抜くことができなくなっていたり、他の方法が見えなくなっているなど、ママの努力が空回りしている状況の方からの電話が多いと感じています。そんな状況でのお電話は、つながった途端涙声になったり、せきを切ったように話したりなど、相談者の様子もさまざまです。
今後もエンゼル110番では、かけてきてくださったママおひとりおひとりと、一生懸命がんばっている状況も赤ちゃんの成長の喜びも共有し、一緒に赤ちゃんのこと、ママのことを考えていきます。これからも多くのご利用をお待ちしています。


エンゼル110番への相談
東京 ℡03-3405-0110
大阪 ℡06-6365-0110
相談時間:月曜日から土曜日まで(祝日・年始年末を除く)午前10時~午後2時
ホームページ:http://www.angel110.jp/

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