2017年06月01日研究開発

北海道大学COI『食と健康の達人R』、岩見沢市、北海道大学COI共同研究企業が共同で

「岩見沢市における母子健康調査」を開始
~出生率向上と低体重児の減少などを目的~
6月1日(木)より開始のお知らせ

 森永乳業は、北海道大学COI『食と健康の達人R』、岩見沢市、北海道大学COI参加の共同研究企業と「岩見沢市における母子健康調査」を6月1日(木)より開始いたします。

 北海道大学COIとは、文部科学省と国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が実施する、産学官連携によって革新的なイノベーションの実現をめざす研究開発プログラムです。北海道大学は2015年より本プログラムに採択され、筑波大学、北里大学、30 社を超える企業・関連機関とともに『食と健康の達人』拠点として活動しており、一人ひとりの健康状態にあわせた最適な「食と運動」により「女性、子供と高齢者にやさしい社会」の実現を目指しています。


■実施の背景
 日本の合計特殊出生率*は現在は1.45 (2015年) であり、フランスの2.01、英国1.92、米国1.88(いずれも2013年)とは大きな開きがあります。一方で、生まれてくる新生児に着目すると、日本の低出生体重児比率は9.5%であり、フィンランド4.2%、OECD(25 か国)6.8%(いずれも2014年)に比べて、非常に高い水準にあります。また、1990年の6.3%と比較し、3.2%も増加しています。(OECD Health Statistics 2016)
 *15~49 歳までの女性の年齢別出生率を合計したもので一人の女性がその一生の間(15~49 歳)に生む子どもの数に相当。

■調査の目的と内容
 本調査は、岩見沢市が事業主体となり北海道大学COIが共同で企画しております。北海道大学、当社をはじめとした共同研究企業にて、岩見沢市で暮らす妊婦とその子どもを対象とした調査を実施いたします。
 妊娠中の環境、出産、乳児期から幼児期、学童期まで子どもの生活習慣や健康状態を調査し、子どもの成長発達に影響を与える因子や、近年増加している子どものアレルギーや肥満など、さまざまな疾患の原因の究明、出生率の向上や低出生体重児の減少などを目的としています。自治体が事業の主体となり、大学や企業と共同で行う本調査は世界に類を見ない取り組みとなります。
 この調査では、岩見沢市で母子健康手帳交付を受ける妊婦の方々のうち、同意を得られた参加者から、妊娠中から出産後、また、生まれたお子さまにも継続的にご参加いただき、それらの測定結果は母子の健康と成長に役立てていただけるようアドバイスとともに参加者へお返しします。

■北海道大学COIと森永乳業
 森永乳業は、2015年の当初より北海道大学COI に参加し、北海道大学内に研究室を開設し、少子高齢化への対応や、乳たんぱく質の研究を進めています。今回の調査においては、当社は母乳や便の回収や分析のノウハウを提供するとともに、調査項目の一部について分析を担当する予定です。


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