コンパクトな微酸性電解水生成装置PURESTER μ-Clean(ピュアスター ミュークリーン)発売開始のお知らせ
森永乳業株式会社(代表取締役社長:古川 紘一、以下 森永乳業)はこのたび、飲食店などの厨房、介護・病院施設、宿泊施設向けの衛生管理用品として、豊富な能力とコンパクトな形状、容易なメンテナンス性をあわせ持つ、微酸性電解水生成装置「PURESTER μ-Clean(ピュアスター ミュークリーン)」を発売いたします。
●開発の経緯
森永乳業では、食品工場内の衛生レベル維持向上を目的に、安心して簡単に使用できる『安全な殺菌料』を求めて15年ほど前に微酸性電解水生成装置を開発(生成方法特許取得)、現在でも品質管理に役立たせています。
2002年6月に微酸性電解水が「微酸性次亜塩素酸水」として食品添加物の殺菌料に指定されたことを受け、社外に対して工業向け製品「PURESTER(ピュアスター)」シリーズを本格的に販売展開してまいりました。PURESTERの生成水は、人や環境にやさしい安全な殺菌料として、生鮮品、飲料、酒類などの食品製造分野に留まらず、薬品製造分野などに利用が広がっています。
幅広い微生物に対して殺菌効果がある微酸性電解水ですが、昨今では微酸性電解水のノロウイルス・インフルエンザウイルスに対する不活化効果も確認されました。衛生意識の高まる工業分野以外からも注目を集め、食中毒や感染症を予防したい飲食店舗などの小規模施設、宿泊施設やレジャー施設、介護・病院施設での使用ニーズが増加しています。これらの業界では、これまでのような工業レベルの専門的な知識を必要としない、設置が容易で簡便に使用できる微酸性電解水生成装置が求められていました。
今回発売する「PURESTER μ-Clean(ピュアスター ミュークリーン)」は、PURESTERシリーズ小型機種(Mp-300)と同等の生成能力がありながら、センサー式出水やカートリッジ式薬液などの利便性と、メンテナンスが容易な設計構造をコンセプトとした、専門的な知識を持たないお客様でも簡単に操作できる、小規模施設の衛生レベル向上に貢献する製品です。
●主な特長
- 薬液カートリッジを内蔵できるスタイリッシュでコンパクトな一体型。
- 設置スペースに困らない壁掛け・据え置き、選択可能タイプ。
- 高い利便性と衛生性を実現した非接触センサーによる出水ON/OFF制御。
- 薬液残量が目視で確認できるスリット窓付き。
- 専門知識がなくても扱えるメンテナンスが楽な設計構造。
- 手洗いでもストレスを感じない毎分5リットルの出水量。
●生成水「微酸性電解水(微酸性次亜塩素酸水)」の特長
- 食品添加物の殺菌料として指定されていますので(有効塩素濃度10~30ppm、pH5.0~6.5)、国の認可基準をクリアしたものとして安心して使用することができます。
- 素肌にやさしい微酸性で刺激性の少ない低塩素濃度のため、手袋不要でどなたでも使用することができます。
- 原料に塩を含みませんので、乾燥しても白残りが少なく、また、金属腐食性(錆び)が低くなっています。したがって、すすぎが不要で、水を使うシーンならどこにでも利用することができます。
- 次亜塩素酸、次亜塩素酸イオンによって殺菌作用を示す塩素系殺菌料の中でも、微酸性領域に生成することで酸化作用が強力な次亜塩素酸(次亜塩素酸イオンの約80倍の酸化作用)を多く含ませることに成功。低い塩素濃度でも高い殺菌効果を維持しています。また、塩素系殺菌料の特長である微生物の酵素やDNAを破壊する殺菌作用はそのまま保持。耐性菌が出にくい殺菌料として頻繁に使用することができます。
- ノロウイルス(注:類縁のネコカリシウイルスにて試験)やインフルエンザウイルスに対して効果が認められています。
●製品仕様
- 生成水:微酸性電解水(微酸性次亜塩素酸水)
- 生成能力:時間あたり300L(毎分5リットル)
- 基本調整範囲:有効塩素濃度10~30ppm、pH5.0~6.5
- 原料薬液:1リットル容量
- 原料あたりの生成量:薬液1リットルで微酸性電解水(微酸性次亜塩素酸水)3トンを生成(有効塩素濃度15ppmの場合の計算値。原水の成分により異なる場合があります)
- 製品サイズ:W 411mm × D166mm× H 362mm
- 製品重量:約7kg(薬液込み約8kg)
●販売開始時期 2011年6月発売予定
●販売地域 全国
●販売方法 全国代理店より販売
●販売価格 オープン