飼料販売事業の拡大と、原乳業務の機能強化へ
飼料販売会社「森永酪農販売(株)」を設立

森永乳業株式会社（社長：古川紘一）は、平成18年4月より酪農業務における飼料販売業務について、飼料販売会社を設立し、飼料販売事業として特化、拡大を目指してまいります。これにより本体における原乳業務は高度な需給管理・品質管理などさらに機能強化をはかってまいります。

1．飼料販売会社設立の背景

飼料販売市場は、酪農家戸数の漸減傾向により縮小しつつありますが、一方で規模的な経営形態の二極分化が進む中で、酪農家の飼料調達面におけるニーズは、より高度化・多様化してきています。また、生産者組織の統廃合、集送乳合理化、原乳需給の変化等、酪農を取り巻く環境も大きく変化してきています。
このことから、当社における飼料販売業務は、これまで酪農部において原乳業務との兼務にて携わってまいりましたが、原乳業務と切り離して、地域密着型の組織・人材配置や柔軟な経営体制を構築する必要があると判断し、飼料販売会社を設立いたします。
この新しい飼料販売会社による酪農現場に密着した事業を通して、森永乳業グループの一員として、我が国の酪農振興へ貢献することを目指します。

2．飼料販売会社の概要

会社名　　　　　　森永酪農販売株式会社
事業内容　　　　 飼料販売事業、並びに酪農経営コンサルタント事業
資本金　　　　　　42百万円
株主　 　　　　　　森永乳業株式会社　　79.9％
　　　　　　　　　　 東洋醗酵乳株式会社　20.1％ 
本社所在地　　　東京都港区芝5丁目34番6号
支店・営業所　　北海道･東北･関東･関西･九州の5支店と各支店下19営業所
代表者　　　　　　代表取締役専務　秋田 英克
従業員数　　　　　8名（出向･臨時･派遣含む）
事業開始　　　　　平成18年4月1日
初年度販売目標　113億円