2011年08月11日 お知らせ

9月1日(木)は防災の日
災害時の食生活でも“栄養バランス”は重要課題

不足しがちなたんぱく質対策は家庭での「サイクル保存」 日常生活にも取り入れられる、保存料不使用の“ロングライフ牛乳・豆腐”の活用を提案


 2011年9月1日(木)は「防災の日」、さらに9月11日(日)は東日本大震災から半年と、改めて日頃の“備え”についての見直しをするタイミングにあります。
森永乳業は、今後の防災のポイントともいえる食品の「サイクル保存」※という考え方に基づき、牛乳や豆腐などの「ロングライフ製品」の活用をご提案します。

 東日本大震災で被災した宮城県が332か所の避難所を対象に4月に実施した調査(下表参照)によると、主菜(たんぱく質)が1日3食提供される避難所は8.5%、牛乳・乳製品ついては85.4%の避難所で1日に1度も提供されていないことが明らかになっています。また、1995年に発生した阪神・淡路大震災でも同様に弁当や菓子パン、スナック菓子中心の、栄養が偏った食事が続いた児童も少なくなかったようです。

 こうした実状を受け、食品ビジネスの専門家である日本大学生物資源科学部教授・清水みゆき先生は、「災害直後は少しの食料があれば生き残れますが、問題は復興が長引いた場合の健康面にあります。被災地では、被災直後は生存に必要な炭水化物中心の食料から提供されましたが、その後健康を維持するために必要なたんぱく質やビタミンといった栄養素が足りていません。今後は、こうした災害に備え、長期保存が可能なたんぱく質、例えば“ロングライフの牛乳や豆腐”、またはレトルト製品などを普段から買い置きを兼ねて取り入れておくと、いざというときにとても便利だと思います。阪神・淡路大震災を経験した兵庫県では、『サイクル保存』という考え方を提唱し、買い置きしたロングライフ食品などの賞味期限のチェックを定期的に行うように促しています。」とコメントしています。
※「サイクル保存」:非常時に備えて食品を買い置きしたときに、長期保存できる食料を定期的にチェックし、賞味期限(消費期限)が切れる前に普段の食事で消費し、その後新しいものを補うことで備蓄のサイクルを回す考え方。日常生活の中での買い置きと防災時の備えを両立できる。

森永乳業では、約40年前から「無菌充填技術」による独自の「ロングライフ製品」の開発に取り組んでまいりました。「ロングライフ製品」とは、保存料不使用でおいしさはそのままに、長期の保存を可能にした製品です。常温保存で賞味期間が60日間の「森永牛乳(200ml)」や、要冷蔵(10℃以下)で賞味期間が10ヶ月の「絹ごしとうふ」など、さまざまな商品を展開しています。森永乳業では、このような「ロングライフ製品」を通じて、お客さまの長持ちニーズにお応えすることで、災害時の備えなどのかたちで広く社会に貢献してまいりたいと考えております。

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