2009年11月19日 お知らせ

森永乳業(株)東京多摩工場が
「循環型社会形成推進功労者」として環境大臣より表彰


森永乳業株式会社(本社:東京都港区芝5-33-1 社長:古川紘一)は、グループ会社を含む各事業所において、さまざまな環境保全活動に積極的に取り組んでいます。
このたび、環境省などの主催で10月16日に千葉市で開催された「第4回 3R推進全国大会」において、東京多摩工場(東京都東大和市)が「3R(*)活動優良企業」部門で循環型社会形成推進功労者として環境大臣表彰を受けましたので、お知らせいたします。
表彰は、かねてより取り組んでおります産業廃棄物の削減、再資源化・ゼロエミッション(埋立処分量をゼロにする取り組み)の推進、容器の再使用・軽量化などの3Rの推進を認められたものです。
*「3R」とは、ゴミの削減や資源の有効活用に関する取り組みを表すリデュース(Reduce発生抑制)、リユース(Reuse再使用)、リサイクル(Recycle再資源化)という3つの英単語の頭文字です。

1.森永乳業グループの循環型社会形成推進の取り組み

森永乳業グループは、1993年に環境保全業務要綱を制定し、環境保全活動の一つとして「3R活動」を積極的に推進しています。2008年度のグループ全体の製造事業所における再資源化率は96.7%、直接埋立処分率は0.5%でした。

2.東京多摩工場の3R活動

 東京多摩工場は、次のような活動を推進しています。
(1)産業廃棄物の排出削減
排水処理場から排出される汚泥、ライン切替などで発生する廃液、コーヒーや紅茶の抽出滓などは、従来全量を外部委託処理していましたが、1998年に廃熱回収ボイラー付属焼却炉を設置することで、外部排出量を大幅に削減しました。
(2)再資源化・ゼロエミッションの推進
1999年に環境管理の国際規格である「ISO14001」認証を取得しました。その運用に則り、分別収集を徹底し、廃棄製品を破砕・洗浄・乾燥する機器を設置して廃棄物を再資源化・有価物化することで、2002年度から再資源化率が99%以上、2003~06・08年度には100%を達成しました。
(3)リデュース(発生抑制)の推進
これまで、宅配牛乳びんの回収・再使用、カップ容器の外包装のプラスチック段ボール化・通い箱化、原料果汁用ドラム缶の納入業者引取りなどを行ってきました。
2006年にはより軽量で耐久性を向上させた牛乳びんに切り替えてびんの再使用回数を増やし、また、2007年にはヨーグルト容器を軽量化するなど廃棄物の発生抑制を推進しています。
(4)普及啓発活動 
東京多摩工場は、見学工場として年間およそ15,000名(2008年度実績)のお客さまを受け入れています。その際、紙漉き講習会を実施するなど、環境保全のPRと啓発活動を推進しています。

3.東京多摩工場の概要

     住  所:〒207-0021 東京都東大和市立野4-515
  工 場 長:木原 吉一
  従業員数:250名(2009年3月末時点)
  生産品目:牛乳、乳飲料、果汁飲料、ヨーグルト

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