2006年05月24日 経営・財務

西日本地区での生産・物流拠点
森永乳業「神戸工場」生産開始のお知らせ


森永乳業株式会社(社長:古川紘一)は、2005年1月より、兵庫県神戸市灘区に西日本地区での最新鋭の基幹工場として、「神戸工場」の建設を進めておりましたが、2006年5月23日より、アセプティックカップ飲料の生産を開始しましたのでお知らせいたします。これに先立ち物流拠点としての機能は4月9日よりスタートしております。
今後、神戸工場においては、製品ラインを順次導入し、同年9月に臨床栄養食品、11月にヨーグルトの生産を予定しております。
なお、神戸工場の生産開始にともない、当社グループの宝塚食品株式会社(宝塚市高松町1-97 主要製品:ヨーグルト)は、2006年7月末をもって生産を中止いたします。

1.工場名 森永乳業株式会社 神戸工場
2.所在地 〒657-0854 兵庫県神戸市灘区摩耶ふ頭3番 TEL078-805-6690(代)
3.敷地面積 約100,000m2
4.延床面積
 製造棟(工場棟、倉庫、事務厚生棟、PR棟)鉄骨造5階建 約54,500m2
立体製品冷蔵庫棟(保管パレット数 約3,100パレット) 約8,800m2
ユーティリティ棟 鉄骨平屋建 約3,100m2
 
5.生産設備および生産品目(生産開始時期)
 ・アセプティックカップ飲料 1製品ライン カップ飲料240ml(2006年5月23日)
  ・臨床栄養食品等 2製品ライン (2006年9月初旬生産開始予定)
  ・ヨーグルト 1製品ライン (2006年11月生産開始予定) 
 
6.処理能力 年間 約82,000kl(4製品ライン稼動時)
7.特長 (1) 最新鋭の技術、設備を導入して、当社が新ジャンルとして定着させた「カップ飲料」、健康志向の高まりの中、幼児から高齢者まで購買層が一層広がっている「ヨーグルト商品群」、今後ますます社会的ニーズが高まり大市場に発展する「高齢者向け食品」や「臨床栄養食品」など、当社が誇る画期的な高品質な商品群を、技術の粋を集めて効率良く生産します。
(2) 西日本地区での基幹工場とするとともに、同地区における重要な物流拠点として位置づけています。このため、物流拠点の機能スタートとともに原材料調達から冷蔵庫業務、得意先配送に至るまでの全フローにおいて、一貫した高効率のシステムを再構築し、西日本地区の物流効率化を進めます。
冷蔵庫管理は、デジタルピッキングを採用し、スピーディでかつ製品のトレースが瞬時に把握可能なシステム構築を行いました。
(3) 主要冷凍設備の冷媒に自然冷媒アンモニアを利用した高効率システムの採用、自然エネルギーの活用など、省資源、省エネルギー、ゼロエミッション、温暖化防止など地球環境に配慮した取り組みを推進します。
(4) 神戸市民や近隣の方にも親しまれるよう工場緑化を推進し、また、工場見学コースとコミュニケーションルームを設置し、神戸の皆様をはじめお客さまとのコミュニケーションを深めてまいります。
(工場見学開始2006年11月下旬予定)
(5) 将来の事業拡大に備えライン増設スペースを確保しています。
 
8.総投資額 約170億円

 

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