2006年05月17日 経営・財務

取締役に対するストックオプション報酬額および内容決定に関するお知らせ


当社は、本日開催の取締役会において、会社法の主旨に則り、取締役に対するストックオプション報酬額およびその内容を決定することの承認を求める議案を平成18年6月29日開催予定の当社第83期定時株主総会に下記の通り提案することを決議いたしましたので、お知らせいたします。

1.提案の理由

当社は、取締役について、第82期定時株主総会より、当社取締役に対する報酬と当社の株価や業績との連動性を高め、株価上昇によるメリットのみならず株価下落によるリスクまでも株主と共有する立場に置くことにより、株価上昇および業績向上への貢献意欲や士気を高めることを目的として、役員退職慰労金制度を廃止し、これに代えて同等の経済価値を有する新株予約権(行使することにより交付を受けることができる株式1株当たりの払込金額を1円とする新株予約権)を割り当てることとしております。
会社法(平成17年法律第86号)施行前におきましては、ストックオプションについて、株主以外の者に対し特に有利な条件で新株予約権を発行するものとして、その発行手続において当社株主総会の特別決議によるご承認をお願いしておりましたが、[1]会社法施行後、当社取締役に対してストックオプションとして割り当てる新株予約権が取締役の報酬等の一部であると位置づけられたことおよび[2]平成17年12月27日に企業会計基準委員会から公表された企業会計基準第8号「ストック・オプション等に関する会計基準」により会計上の費用化が実施されたことに伴い、取締役の報酬等の額の改定および報酬等の内容決定につき、ご承認をお願いするものであります。

2.提案の内容

1. 当社の取締役の報酬等の額は平成15年6月27日開催の第80期定時株主総会において、月額3,600万円以内とする旨ご承認いただき今日に至っておりますが、当該取締役の報酬等の額とは別枠として、当社取締役に対してストックオプションとして割り当てる新株予約権に関する報酬等の額を年額6,000万円を上限として設ける旨をご承認いただきたく存じます。
なお、現在の取締役の員数は8名となっております。
2. 当社取締役に対してストックオプションとして発行する新株予約権は以下の内容といたしたく存じます。

(1)新株予約権の総数ならびに目的である株式の種類および数
新株予約権の総数
120個を各事業年度に係る定時株主総会の日から1年以内の日に発行する新株予約権の数の上限とする。
新株予約権の目的である株式の種類および数
普通株式120,000株を各事業年度に係る定時株主総会の日から1年以内の日に発行する新株予約権を行使することにより交付を受けることができる株式数の上限とする。
なお、各新株予約権の目的である株式の数(以下、「付与株式数」という。)は1,000株とする。
ただし、当社が、当社普通株式につき、株式分割(当社普通株式の株式無償割当てを含む。)または株式併合等を行うことにより、付与株式数の調整をすることが適切な場合は、当社は必要と認める調整を行うものとする。
(2)新株予約権の行使に際して出資される財産の価額
各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、新株予約権を行使することにより交付を受けることができる株式1株当たりの払込金額を1円とし、これに付与株式数を乗じた金額とする。
(3)新株予約権を行使することができる期間
新株予約権を割り当てる日の翌日から20年以内とする。
(4)譲渡による新株予約権の取得の制限
譲渡による新株予約権の取得については、当社取締役会の決議による承認を要するものとする。
(5)その他の新株予約権の行使の条件
新株予約権者は、上記(3)の期間内において、当社の取締役の地位を喪失した日の翌日から5年間に限り新株予約権を行使することができるものとし、その他の新株予約権の行使の条件については、本新株予約権の募集事項を決定する取締役会において定める。

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