私の仕事とCSR

東日本大震災から5年。そして、これから 乳製品や健康食品など人の生命を支える商品を提供している森永乳業にとっても、大震災は大きな節目となりました。5年を経て、従業員一人ひとりにどんな変化があったのか、あらためて振り返ってみます。

いざという事態が訪れないことを願いつつ、万が一のリスクに備えています。

総務部 リスクマネジメント室 室長 水野 伸英
総務部
リスクマネジメント室 室長
水野 伸英

私の仕事
森永乳業グループ全体の内部統制システムの構築・整備、コンプライアンス・リスクマネジメントの強化。

あれから5年
地震などの発生時に、状況確認、報告・連絡、復旧への手順や役割分担等が、迅速かつ円滑に、また、自発的に行われているのを見て、東日本大震災時の経験が会社の中で活きていると感じます。また、大震災を機に、リスクマネジメントの一環として「BCP=事業継続計画」を検討し、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法・手段などをまとめました。5年経過したいま、当時の被害想定と若干異なってきているところもあるので、あらためて事業継続計画の全般について実効性を精査したうえで、全グループに周知していきたいと考えています。

これからの抱負
コーポレートガバナンス、コンプライアンス、リスクマネジメントもCSRの大きな課題です。社会から信頼される企業市民をめざして、各種規程や規則、体制、運営ルールなどについて、環境変化を的確にとらえて実態に即したものへ、また、よりよいものへと、順次、見直しているところです。
また、人の意識は時とともに風化していきます。それを前提に万が一緊急事態が発生した場合、事前に検討された対応計画が活用され、大きな混乱なく円滑に事態が解決されるよう、事前準備の重要さ・大切さをしつこく伝えていきたいと思います。もちろん、そのような緊急事態が起きないことを、何よりも願っています。

大震災を乗り越えた体験が、いまも大きな力になっています。

東北森永乳業(株)仙台工場 工場長 金子 清隆
東北森永乳業(株) 
仙台工場 工場長
金子 清隆

私の仕事
東北森永乳業(株)仙台工場長として、工場全般の管理業務。

あれから5年
5年経ったいまでも、「あの日のような経験をしたのだから、他に何も怖いものは無い!」という当時の感覚が残っています。この感覚が、特に重要な判断を必要とされる場面などで、よい意味で自分を後押ししてくれるように感じることもあります。
震災後、避難安否確認訓練のリアル化(訓練に救出作業を盛り込む、衛星電話の使用など)、設備・備品の地震対策強化、備蓄品の充実化も行いました。これからも危機感を風化させずに、こうした取り組みを継続していきたいです。
また、地域貢献の一環として工場を開放しているのですが、とりわけ学校教職員の勉強会には「震災からの復興」のプログラムが組まれ、当時の学校給食用牛乳に対する当工場の想いを伝える機会にもなり、非常に有意義な活動になっています。

これからの抱負
生産工場でコストダウン、品質向上、安全文化、環境対策の諸活動をしっかりと推進するためには、「人材の育成」が最大の課題です。つねにリーダーとして率先垂範であることを心がけ、「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」の教えに則り、数多くの研修、勉強の機会をつくり、スキルアップを図り、そのスキルを現場に落とし込む意識づけをしています。それが、しっかりと「森永12の約束」を守った商品づくりを支え、さらなる発展を推進していく力になっていくと考えています。

被災地で牛の世話を最優先する姿を見て、「もっとお役に立ちたい」と思いました。

森永酪農販売(株) 九州支店 熊本営業所 所長 上山 惟人
森永酪農販売(株)
九州支店 熊本営業所 所長
上山 惟人 

私の仕事
飼料や酪農資材の販売、配送手配や集金業務、乳牛の飼養管理や経営アドバイスなどの酪農経営をサポート。

あれから5年
震災時の大変な状況下においても、酪農家の方々は何よりも乳牛の世話を最優先に行動されていました。乳牛が心配で家にも帰らず、牛舎に寝泊まりしている姿を目の当たりにして、生産現場に携わっている者としてもっとお客さまのお役に立たなければという強い使命感を持ちました。飼料の安定供給と供給責任はもちろんのこと、「健康な乳牛育成」「健康な乳牛の飼養管理」を基本に、もっともっとお客さまに貢献していきたいと思っています。日々の乳牛飼養管理の悩みの解決や改善ができて、お客さまに喜んでいただけたときの達成感は格別です。

これからの抱負
日本の酪農は、現在、後継者不足による酪農家戸数の減少、生乳生産量の減少など、多くの課題を抱えています。そのような厳しい状況の中でも、お客さまの酪農経営が順調になり、地域酪農を引っ張るリーダー的存在になることをめざす。そんな中、日々の牧場訪問の中で改善提案に取り組み、また一戸でも多くの新たなお客さまと出会い、「牛の調子がよくなった!」と実感していただき、よろこびを共有できればと考えています。お客さまと同じ目線に立って、一緒に考え、行動することを意識し、提案に際しても押しつけにならないよう謙虚な姿勢で、信頼関係を築くことを心がけています。「酪農」から「楽農」になるよう、引き続き酪農家さんたちをサポートしていきます。

復興庁への出向が、多様な企画に発展。広い視野で情報に接し、広報していきます。

広報部 広報課 リーダー 渡辺 光典
広報部
広報課 リーダー
渡辺 光典

私の仕事
ニュースリリースの作成と発信、マスコミ取材対応、取材時の社内調整など。担当は、チーズ・食品、市乳、冷菓。

あれから5年
平成26年4月から平成28年3月まで復興庁宮城復興局に出向し、国の立場で、主に甚大な被害を受けた沿岸部の基幹産業である水産業の復興支援に携わりました。その間、森永乳業の多くの人たちにも協力を仰ぎ、被災地域の特産品を活用したスイーツのレシピを開発し、その試食会を兼ねた被災地マルシェを本社食堂で開催しました。現在も、被災地企業の素材商品を活かした介護食を森永乳業グループで商品開発中なのですが、これは復興庁の施策で職業体験に来ていた名古屋の学生のアイデアを元にした産学官連携のプロジェクトとして取り組んでいます。
復興庁にいる間、被災地から遠い地域の人たちの震災の記憶が風化していくことや、放射能に関する情報が正確に伝わっていないことに日々思い悩みました。そしていま、森永乳業の情報を外部に伝える広報部にいることに、深い縁を感じています。

これからの抱負
森永乳業には、社会にもっと知ってほしい商品、技術、人材などの「財産」がたくさんあります。社内で話を聞くうちに、一見些細なことから新たな視点に気づくこともあるので、自分の情報の引き出しをふやすように、いつも心がけています。先入観で判断せず、現場に行き、見て、聞いて、触れてみる現場主義も大切にしています。広報活動を通して、話題性を高めた情報を発信し、より多くの人に森永乳業の魅力を伝えていきたいです。

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